習慣の連鎖反応を起こす鍵となる数字を発見したかもしれない

私の愛しいアップルパイへ

佐々木正悟さんの著書「やめられなくなる、小さな習慣」を読んでから、約2年が経ちました。この本を読んでから、ずっと挑戦し続けてきたことがあります。それは本書に書かれている「注目すべき数値を見極める」ことです。

▼本のまとめは以下の記事にある通りです。

ほんの小さな習慣から大きな成果を得る最強のメカニズム解説

ようやく鍵となる数字に確信感が持てるようになったのであなたにもお知らせしようと駅馬車に飛び乗ってやってきたのです。

オセロの隅となる習慣を見つけるために注目すべき数値を見極める

本書は、ほんの小さな習慣が人生をまるっきり変えてしまうほど大きな成果をあげる可能性について「習慣の連鎖反応」という言葉で説明しています。ほんの小さな良い習慣が、さらなる良い習慣を呼び込み、生活全体に放射状に広がっていく現象のことです。

その起点となる小さな習慣を本書では「オセロの隅となる習慣」となんともSweeeeeet！な言葉で定義しています。

これについて私は深く頷きながら読んだわけですが、本書に書かれていることの中で実践するために多くの時間を要する項目がありました。それは、オセロの隅となる習慣を見つけるために注目すべき数値を見極める必要があるという内容です。良い習慣を築く上で基準に相応しいを特定し、注目することができれば、容易く習慣の連鎖反応を起こせるというのです。

ここから私の新しい冒険が始まりました。

習慣の連鎖反応を起こす鍵は「先送り0」か！

自らが偉大と認める使命のために、自分自身を使うにはどうすればいいのか？これは私が長らく取り組んでいる問題です。上述した内容と組み合わせると、問題はこうなります。

自らが偉大と認める使命のために、自分自身を使うためには、どの数字に注目すればいいのか？

これは多くの検証が必要な問題です。適切な睡眠時間かもしれませんし、週に一回のエクササイズかもしれません。やってみて痛感したのは、習慣というのは相互に有機的に関連し合っているものですから、何がオセロの隅になるのか検証するのは非常に困難です。

▼冒頭にも掲載しましたが、私は以下のような表を作り何がオセロの隅に該当するかを検証し続けてきました。

この表は以下のようなプロセスを経て2年かけて育ててきたものです。

• 表にはまず満足度の列を追加する。満足度は1日の達成感や充実度を中心に総合的に判断して5点満点で評価する
• 満足度が4以上になった日を定期的に分析し、それに影響を与えたと考えられる数字を新しく列に追加する
• 追加した列が満足度の向上ないしは低下に直結すると考えられるものは、閾値を設けて色を変える（良い影響を与えるものは青字、赤字）
• 青字のなかでオセロの隅に該当すると考えられるものは、背景色を変える（白地に青背景）
• シートは毎月最終日曜日を月替りとしてシートを分ける。その際に記録を振り返って、列のラインナップや閾値をチューニングする

これを続けてきて、私が現時点で自らが偉大と認める使命のために、自分自身を使うためには、どの数字に注目すればいいのか？という問題に対する解答として結論づけたのは、「先送り0」です。

これは最初から注目していた数値の一つでもあり、私が日々実践しているタスクシュート時間術の中でも重要なゴールの一つとされているものでもあるので、一周回ってここにたどり着いたか！と感じました。

私は毎日TaskChute Cloudを使って今日やることリストを作ったら、Q列に予定タスク数を入力し、翌朝にはR列に完了タスク数を、S列に先送りタスク数（未着手の予定タスク）を入力しています。

このS列に入力される数字が0になることが、あらゆる良い習慣へと波及していき、人生全体の満足度を大きく上げてくれているとこの2年ほどで痛感しました。まさにオセロの隅なのだと！

重要なのはタスクの実行数ではなく、予定したタスクの中で未着手に終わったタスクの数＝先送りの数でした。予定タスクが少ない時は容易に先送りの数を0にすることができるのですが、それでも不思議なくらい良い効果を生み出してくれるのです。

2年ログをつけてあらためて先送り0の大切さとパワーに気づかされました。

自分なりのオセロの隅となる数字を探す

無論、賢いあなたならお分かりでしょうが、この数字は人によって異なるでしょうし、状況によっても変わるかもしれません。今日紹介したことがあなたにもぴったり当てはまるかもしれません。自分なりのオセロの隅となるような数字を探していく必要があります。

私自身、現時点では先送り0が一番のオセロの隅だと確信していますが、今後変わっていくことも大いにあり得ます。

このシートによるオセロの隅探しはこれからも継続していくつもりですので、さらなる進展があったらまたあなたにお知らせしますよ :^D

貴下の従順なる下僕　松崎より