2004年の「球界再編」を契機としてできた新しい制度に「交流戦」がある。セントラル・リーグ、パシフィック・リーグというリーグの壁をまたいで、チームが公式戦をするというものだ。 従来、ペナントレースは、セ・リーグ、パ・リーグの中だけで行われた。リーグをまたいでの真剣勝負は、日本シリーズしかなかった。 あとはオープン戦と称する非公式試合だけだった。また、夏にはセ・リーグとパ・リーグのスター選手がチームを組んで対戦する「オールスター戦」が行われた。これは、21世紀になるまではかなり真剣味の強い対戦ではあったが、それでも公式戦ではなかった。 そもそも、一つのプロ競技の中に「二つのリーグがある」というの
「セ・パ交流戦」導入でプロ野球に明確に表れた「ある変化」
【連載】広尾晃の野球ビジネスモデル考察(第13回)
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