「世界最大の直接選挙」といわれるインドネシアの大統領選挙が、2月14日の投票日に向け大詰めを迎えようとしている。 インドネシアは世界最大のイスラム教国家でありながら、他の宗教にも寛容な民主主義国家でもある稀有な存在だ。親日国家の1つで多くの日本企業が進出しているほか、日本を含む東アジア諸国にとって資源輸入の生命線であるマラッカ海峡を押さえる地政学的にも重要な国になっている。こうした背景もあり、今回の大統領選は日本でも注目されている。 まずは、3人の候補者の政策の違いから見ていこう。 背景として理解すべきは、現職のジョコ・ウィドド大統領の人気の高さだ。過去10年のインドネシアの経済発展は、ジョコ大
インドネシア大統領選、庶民派ジョコ氏が疑惑満載の超エリート候補寄りの理由
三つ巴の「世界最大の直接選挙」、決選投票なら反ジョコ路線の政権誕生の可能性も?
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