ちょうど専門学校が大学に昇格する「専門職大学」という新しい学校制度ができる予定でした(※)。中貝前市長は「この形ならば町に大学を誘致できるのではないか」と考えていたのです。 但馬空港から伊丹空港までは、わずか25分の短いフライトです。私たちはたまたま隣の席だったので話を続けました。中貝前市長の頭の中には「観光とモノづくりの専門職大学をつくりたい」という構想がありました。 会話の中で、日本に演劇やダンスが本格的に学べる国公立の大学がないことは世界的に見ると恥ずかしいことであり、「もしそういう学校を設立することができるならば私は移住してきますよ」と半ば反語表現で言いました。「そんなことはまさかでき
平田オリザが語る、悲願の公立大学・演劇学部が誕生した但馬で始まる“奇跡”
アートによるまちづくりが進む豊岡市、演劇祭を通して日本のカンヌになる日
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供