ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。
ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。
有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。
しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
もくじ
- ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
- Round MidnightThelonious Monk
- I Cover The WaterfrontArt Tatum
- Waltz For DebbyBill Evans
- OrnithologyBud Powell
- Days Of Wine And RosesMcCoy Tyner
- New RhumbaAhmad Jamal
- Over the RainbowKeith Jarrett
- Georgia On My MindOscar Peterson
- Maiden VoyageHerbie Hancock
- SpainChick Corea
- BlueRondo À la TurkDave Brubeck
- The CraveJelly Roll Morton
- C jam BluesRed Garland Trio
- Take the A TrainDuke Ellington
- Blue And SentimentalCount Basie
- Honeysuckle RoseFats Waller
- You go to my headTommy Flanagan
- MistyErroll Garner
- Song for My FatherHorace Silver
- Makin’ WhoopeeEarl Hines
- Autumn LeavesEddie Higgins
- Fly With the WindMcCoy Tyner
- BlackbirdBrad Mehldau
- Club Français Blues (Instrumental)MARY LOU WILLIAMS
- ファンタジスタMarc Van Roon
- I Want To Talk About YouTete Montoliu
- In A Sentimental MoodDuke Ellington & John Coltrane
- Delaunay’s DilemmaJohn Lewis
- My Foolish HeartBill Evans
- Speek like a childHerbie Hancock
- Softly As In A Morning SunriseWynton Kelly
- The PhantomDuke Pearson
- SummertimeGene Harris
- I Hear A RhapsodyChick Corea
- CaravanErroll Garner
- Cantaloupe IslandHerbie Hancock
- JeannineDuke Pearson
- Spartacs Love Theme-NardisBill Evans
- Moon RiverVince Guaraldi
- DPWKenny Barron Quintet
- Ruby My DearMcCoy Tyner
- Joy SpringHarold Mabern
- Beyond the SunMcCoy Tyner
- All The Things You AreEddie Higgins
- Line UpLennie Tristano
- Like Someone In LovePaul Bley
- My Favorite ThingsJoey Alexander
- Linus And LucyVince Guaraldi Trio
- It’s A Lovely Day TodayElmo Hope
- Senor BluesHorace Silver Quintet
- Hi-FlyJaki Byard
- Lullaby of BirdlandGeorge Shearing
- When You Wish Upon A StarKenny Drew
- Looking UpMICHEL PETRUCCIANI
- Sharon’s WaltzJoe Zawinul
- Take FiveMichel Camilo
- アリス・イン・ワンダーランドOscar Peterson
- Flight 19Andrew Hill
- Cleopatra’s DreamBud Powell
- Little darlin’Cedar Walton
- Tea Time大西順子
- Woody’n YouBarry Harris
- Blue BossaRay Bryant
- Speak LowWalter Bishop Jr.
- Someday My Prince Will ComeMICHEL PETRUCCIANI
- Night and DayArt Tatum & Ben Webster
- Evrything Happens to meThelonious Monk
- Beautiful LoveBill Evans
- Fly Me To The MoonBart Howard
- Steepian FaithKenny Kirkland
- Fly Me to the MoonOscar Peterson
- My WishHank Jones
- Mellow SeptetJaki Byard
- I’m All SmilesGeri Allen
- Blue in GreenEliane Elias
- ラウンド・ミッドナイトHank Jones
- CharlestonJames P. Johnson
- Dat DereBobby Timmons
- LawnsCarla Bley & Steve Swallaw
- Tales (8 Whisps)Cecil Taylor
- CherokeeBud Powell
- God Rest Ye Merry, GentlemenOscar Peterson
- My Funny ValentineBill Evans
- Fantasy in DCedar Walton
- On Green Dolphin StreetWynton Kelly
- スターダストJohn Zadro
- Night TrainOscar Peterson Trio
- ス・ワンダフルEthan Uslan
- The Pot’s OnKenny Drew
- ハロー・ドーリーMarina Lebenson
- 恋とは何でしょうGlenn Close
ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
Round Midnight#Thelonious Monk
独特の演奏スタイルとキャラクターを持つ、個性的なピアニスト、セロニアス・モンクさん。
彼が作曲したこちらの曲は、彼が作った曲の中では比較的正統派で美しいタイプの曲です。
1986年にはアメリカとフランスの合作による、同タイトルの映画が作られるなど、有名なジャズ・スタンダードとしてたくさんのアーティストに愛され続けています。
モンクさん本人の演奏のほか、トランペット奏者のマイルス・デイビスさんのバージョンもよく知られています。
聴き比べをしても楽しめると思いますよ!
I Cover The Waterfront#Art Tatum
ビリー・ホリディさんが歌ったことでも知られる、こちらの『I Cover The Waterfront』。
二葉百合子さんの名曲『岸壁の母』のような、「戦争から帰ってくる誰かを波止場にたたずんで待つ」といった内容が印象的な作品です。
作詞作曲は有名なジャズ・スタンダードナンバー『Body & Soul』を書いた、ジョニー・グリーンさんとエドワード・ヘイマンさんのコンビによって手がけられました。
独奏を得意とするアート・テイタムさんの美しいピアノ演奏を聴きたい方にオススメの1曲です!
Waltz For Debby#Bill Evans
ジャズピアノの名曲を挙げるなら絶対に外せない大定番、ビル・エヴァンスさんの『ワルツ・フォー・デビイ』。
タイトル通り3拍子のワルツのリズムで始まりますが、しっとりしたイントロから一転、4拍子に切り替わって軽やかに展開するのも大きな魅力です。
聴くほどに「名曲」とされる理由が分かる、ピアノジャズの金字塔です。
Ornithology#Bud Powell
バド・パウエルさんはビバップの第一人者として知られるジャズピアノ奏者です。
こちらの楽曲、タイトルの「オムニソロジー」とは「鳥類学」を意味する言葉。
その曲名からもわかるとおり、作曲したのは「バード」の愛称で知られるサックス奏者のチャーリー・パーカーです。
3分強と短くまとめられた中に、お手本のようなフレーズが流れるように詰め込まれたアドリブはさすがですね。
Days Of Wine And Roses#McCoy Tyner
『酒とバラの日々』という邦題でも知られるこちらは、もともと々は同名の映画のテーマ曲でした。
多くのジャズミュージシャンが取り上げる名曲であり、さまざまなバンド編成で演奏されていますが、オスカー・ピーターソンさんやマッコイ・タイナーさんがピアノトリオ編成のレパートリーとし、ジャズスタンダードとしての魅力を広く伝えました。
New Rhumba#Ahmad Jamal
ラテン音楽のテイストを感じるアレンジを得意としていた、アーマッド・ジャマルさんの名曲『New Rhumba』。
彼のスインギーなラテンのノリ、コロコロとした音色のリラックスしたサウンドを余すところなく楽しめる曲ですよね。
彼の魅力は、スタイルだけに留まりません。
彼は常に自分の中でどんどん新しい音楽に挑戦している、クリエイティビティな一面があります。
時代を追って録音を聴いてみると、彼の挑戦的な音楽性の遍歴が楽しめますよ!