日立製作所は3月19日、4月1日付で25年ぶりにブランドデザインを一新すると発表した。2025年度からデジタルを中核に据え、各事業の強みとケイパビリティーを統合した「真のOne Hitachi」として、グローバルな成長を加速させる。

新しいビジュアルアイデンティティー(左上から順に(1)~(6))
新たなブランドデザインに採用したビジュアルアイデンティティーは、(1)シンプル化したロゴ、(2)新たなカラーパレット、(3)独自の書体、(4)イメージ画像ガイドライン、(5)静止画、動画の背景デザイン、(6)テンプレートレイアウト――の6つのデザイン要素から構成され、日立独自の書体「Hitachi Sans(日立サンズ)」を使用。赤と白を基調とした多様なパターンからなる背景デザインには、日立ブランドの原点や培ってきた技術・ノウハウを表現した立体感のあるラインを配置している。
4月1日付で日立の執行役社長 兼 CEOに就任する徳永俊昭氏は「今回のリニューアルは、日立グループがこれまでの変革を糧に、新たな成長のステージへ一丸となって挑戦する決意を表している。持続可能な成長と企業価値の向上を実現するためには、社会や経済の変化を迅速に捉え、考え方や働き方を絶えず変革していくことが不可欠。世界各国に事業を展開する日立グループは、このような変革を象徴する一つのブランドデザインの基に結集し、日立ならではの価値を創出して、社会イノベーション事業を推進していく」とコメントしている。