シャープとKDDIは12月10日、AIデータセンター構築に関する基本合意書を結んだと発表した。KDDIがシャープ堺工場(大阪府堺市)跡地にAI向けデータセンター(AIデータセンター)を構築する。2024年度中にAIデータセンターへの転換工事に着工し、2025年度中の本格稼働を目指す。
KDDIは、シャープから工場跡地の土地や建物、電源設備などを譲り受ける。シャープは、今回の売却を通じたアセットライト化(資産を軽くすること)により、ブランド事業を中心とした事業構造を確立していくとともに、KDDIによる速やかなデータセンターの構築に協力するという。
今回の基本合意書締結に伴い、Super Micro Computer、データセクションを含む4社で進めてきたAIデータセンター構築に向けての協議は終了したが、4社は、AIデータセンターの構築・運用に向けて、引き続き連携していくとのこと。