「ChatGPT」から、求めている答えを引き出すのは容易なことではない。通常は、最初の指示を注意深く作成し、その後プロンプトを2〜3回入力して、やっと思い描いていたような結果を得ることができる。
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そのため、開発元のOpenAIは米国時間7月20日、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできる新機能「custom instructions」(カスタム指示)を発表した。
ユーザーが与える指示は、その後ChatGPTが作成するすべての応答で考慮されるため、同じ設定を繰り返し入力する必要がない。
同社が披露したデモには、ユーザーがカスタム指示のために入力できる2つのフィールドが示されている。それは、「応答を改善するために、ChatGPTがあたなについて知っておくべきことは何ですか?」と「ChatGPTに、どのように応答してもらいたいですか?」というものだ。
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OpenAIは、授業のプランを立てようとしている3年生担当の教師、「Python」以外の言語でコードを記述したい開発者、6人家族のために夕食の準備をする人などを例に挙げている。
いずれの事例でも、ユーザーは最初に条件を設定すれば、その後、何度も条件を微調整したり、同じ条件を繰り返すことなく、求めている結果を一貫して得られるようになる。
例えば、開発者は自身が「Golang」だけを使用するソフトウェア開発者であり、すべての応答はその言語で受け取りたいこと、コードに関する説明は不要なこと、そして最も効率的なソリューションに重点を置いてほしいことを、1度だけ明示すればよい。
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この機能により、プロンプト作成の課題の一部を実質的に排除できるため、意図する結果をより迅速に得て、チャットボットをより有効に活用できるようになる。
この機能はベータ版で、有料版「ChatGPT Plus」のユーザー向けに、20日より提供されている。同社は今後数週間のうちに、すべてのユーザーに提供したいとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。