野村総合研究所(NRI)は「Oracle Cloud」のdedicated region(「Oracle Cloud Infrastructure」の専用リージョン)を世界で初めて導入し、NRIの専用パブリッククラウドとして利用すると決定した。2020年第2四半期に稼働を開始する予定。
パブリッククラウドサービスであるOracle Cloud InfrastructureをNRIのデータセンター内専用で導入することにより、オンプレミスのOracle Database環境を安全なパブリッククラウド環境に移行することが可能になるという。NRIは今後、今回の移行で構築した専用パブリッククラウド環境「NRIクラウド Fusion区画」の整備を順次進めていく。
同区画では、自社サービスにパブリッククラウドで提供されるさまざまなクラウドサービスを組み合わせることで、価値の向上が期待される。また、自社データセンター外のパブリッククラウドも合わせたマルチクラウド運営を行い、一貫したサービスマネジメントを実現していくという。