Amazonは、サイバー脅威のハンティングを手がける企業Sqrrlを買収した。この買収は、Amazonにおけるクラウド事業の強化につながるものだ。なお、Sqrrlは米国家安全保障局(NSA)とのつながりがあったことでも知られている。
Sqrrlは米国時間1月23日、同社のウェブサイトで買収が事実であると認めた。
Sqrrlの最高経営責任者(CEO)Mark Terenzoni氏は、今回の買収が同社の歴史における1つのマイルストーンであると述べるとともに、Amazon Web Services(AWS)のチームに加わることで、両社は顧客への将来的なソリューションで協力していけると述べている。
「Sqrrlは当面の間、これまで通り操業を続ける。われわれは、顧客と連携して高度な脅威ハンティング機能を提供し続ける。そして今後、長期にわたってAWSと協力し、顧客のためのさらなる取り組みを進めていく」(Terenzoni氏)
買収の条件は明らかにされていない。しかし、ニュースメディアのAxiosは2017年12月に、買収額が4000万ドルを超えるとの予想を報じていた。
Sqrrlの主力ソリューションは「Threat Hunting Platform」だ。サイバーセキュリティチーム向けのこのシステムは、リンク分析や機械学習(ML)アルゴリズム、ペタバイト規模のスケーラビリティによって、脅威の検知や追跡で企業を支援する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。