AWSは「Budgets」機能をアップデートした。
提供:AWS
頻繁に変わるクラウドの支出を管理しやすくすることを目的に、AWSはDevOpsに関わるVPレベルの管理者、プロジェクトマネージャー、財務マネージャー向けの新しい予算機能をリリースした。コスト超過を回避するために対策すべきかを判断するのに必要な詳細情報を自動通知する機能もある。
この点がBudgetsをシンプルなコスト計算ツールよりも価値あるものにしており、クラウドリソースを利用しているチーム、部署などとやりとりする担当者を助けることができる。
AWSユーザーは1支払いアカウントにつき最大20000件の予算を設定できる。予算は1日4回更新され、VPやプロジェクトマネージャー、財務マネージャーに情報を提供する。最初の2件の予算は無料だが、3件目からは1日2セントのコストが発生する。
VP向けにはオーバービューとして、クラウドリソースを消費する事業部単位あるいは企業全体で予算を設定し、支出を追跡して予算と比較する機能が提供される。
部門におけるコストとリソースの利用を知りたいプロジェクトマネージャーは、レポート機能を使って複数のサービス、タグ、リージョンの状態を把握できる。また、アクションが必要なときは関係者にアラートできるツールもある。
財務マネージャー向けには、企業、アカウント、サービス、事業部、プロジェクトチーム単位でコストの履歴を分析し、将来の予算を検討するのに役立つ機能が用意されている。
Google、Microsoft、Amazonはクラウドの世界の大企業顧客を獲得するためにさまざまな面で競争している。
AWSの今回のBudgetsのアップデートは、企業で予算を担当している人に魅力となることだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。