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ヴイエムウェア、「vSphere」や「Horizon」「Workspace ONE」の機能強化を発表

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-08-31 10:20

 VMwareは統合エンドポイント管理(UEM)に向けた新たなアプローチを開始したと発表した。これは「Windows 10」搭載機器に対するサポートの簡素化を目的としたものだ。また同社は、「VMware Horizon」製品や「VMware Workspace ONE」製品のアップデートを発表するとともに、「VMware Integrated OpenStack 3」を披露した。

 同社は、今回発表した新テクノロジによって、現在のWindows 10管理機能が拡張され、構成管理やプロビジョニング、ソフトウェア配信、OSのパッチ管理、クライアント端末の健全性やセキュリティの管理といったPCのライフサイクル管理が可能になると述べている。

 VMwareのエンドユーザーコンピューティング担当エグゼクティブバイスプレジデントのSanjay Poonen氏は発表のなかで、「企業におけるWindows 10への移行が進み、『Office 365』といったクラウドベースの生産性スイートを従業員が活用する事例が増えている状況を考えると特に、あらゆるデバイスに向けて任意のアプリを配信するための、アイデンティティ駆動型のセキュアなデジタルワークスペースを推進できる大きな機会が横たわっていると確信している」と述べている。

 また、同社のデスクトップ仮想化製品である「Horizon 7」が「VMware Blast Exterme」プロトコルの機能をさらに組み込むことで進化を果たした。同社によると、イメージの帯域消費が最大で6倍削減できるとともに、オーディオストリーミングでは15%削減できるという。さらに、Horizon 7ではRiverbedのテクノロジをサポートすることで、WAN上のエンドユーザーに対するより高速な接続を実現するという。

 一方、Workspace ONEには、新たなアイデンティティマネージャが搭載される。同社によると、これにより「『Active Directory』の既存グループのメンバーシップに基づく、エンドユーザーの自動的なプロビジョニングとデプロビジョニング」が容易に行えるようになるという。つまり、従業員が退職した際に、Office 365のリソースに対するアクセス権限を容易に破棄できるようになる。

 また同社は別の発表で、「vSphere Integrated Containers」(VIC)に搭載される2つの新機能を披露した。これらの新機能により、IT部門はアプリ開発者に向け、「Docker」と互換性のあるインターフェースを提供できるようになる。

 これらのアップデートは、「Admiral」と「Harbor」という2つのオープンソースプロジェクトを介したものとなっている。Admiralは、開発者によるアプリ配信の加速化を支援する、組み込み型のコンテナ管理ポータルだ。これにより、vSphereにおいてキーのレジストリ機能を追加できるようになる。またHarborもVICに搭載される。これはDockerイメージの格納と配信を行うエンタープライズ向けのレジストリサーバだ。

 さらに、Integreated OpenStack 3も発表された。この最新版は「OpenStack Mitaka」リリースがベースとなっている。同社によると、新機能にはクラウド管理者やIT管理者向けのワークフローの改善とともに、Novaコンピュートサービス向けの簡素化されたコンフィギュレーションが含まれているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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