ヴイエムウェア、「AirWatch Express」の一般提供を開始--中小企業向けMDM製品

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-08-03 10:16

 VMwareは米国時間8月2日、モバイルデバイス管理(MDM)製品「AirWatch Express」の提供を開始したと発表した。AirWatch Expressは同社のエンタープライズモビリティ管理製品「AirWatch」を軽量化し、かつ低価格で提供するものであり、IT部門が小規模な、あるいは存在しない中小企業向けのツールという位置付けになっている。

 VMwareによると、AirWatch Expressは従来のAirWatchスイートと同じプラットフォーム上に構築されているものの、「デバイスとアプリの増加に頭を悩ませている」企業に対して管理機能やセキュリティ機能の基礎となる部分を提供する製品だという。

 クラウドをベースにしたこのスイートは、導入と運用が容易であり、訓練もほとんど不要だという。管理者はさまざまなチームや従業員の役割ごとにアプリやセキュリティのポリシーを割り当てた「青写真」とも言うべきものを作成する。その後、従業員のデバイスをシステムに登録すれば、特定の青写真に設定されたすべての属性が自動的に引き継がれる。

 AirWatch Expressでは機能が軽量化されているとはいえ、電子メールのコンフィギュレーションや、データ暗号化ポリシーの設定、デバイスのリモートワイプといった、MDMプラットフォームとして必須の機能も搭載されている。

 AirWatch Expressの価格は、デバイス1台当たり2.5ドルから。これはAirWatchで最も一般的なプランである「Blue Management」の、デバイス1台当たり6.33ドルという価格より安い。

 AirWatch Expressはその他のAirWatch製品と同様、「iOS」や「macOS」「Android」「Windows 10」をサポートしている。


AirWatch Expressのセットアップウィザード。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  3. ビジネスアプリケーション

    新規アポ率が従来の20倍になった、中小企業のDX奮闘記--ツール活用と効率化がカギ

  4. ビジネスアプリケーション

    カスタマーサポート業務で生成AIはどう使えるか、代表的な活用場面を解説

  5. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]