4 月の発表では、 10 月 1 日以降に無料版の Google Meet の連続会議時間が 60 分までとなるとご案内していましたが、年末に向け高まるニーズをサポートするために、無料版の Google Meet の連続会議時間を 2021 年 3 月 31 日まで 継続・延長します(最長 24 時間まで)。

Google では、より楽しくより生産的につながるためのさまざまな機能を Google Meet に順次追加し、機能強化に努めています。テレビ画面等に会議を映し出し大画面でコミュニケーションが出来る機能に加え、一画面に同時に投影できる人数も49 人に増えたほか、背景にぼかしを掛けたりカスタマイズできる機能で背後を気にせずに会話出来るようにもなりました。さらに G Suite をご利用の皆さまにおいては、コラボレーション・デジタル・ホワイトボードも利用可能になりましたので、ぜひお試し下さい。

ホワイトボード活用の様子

Google Meet をまだお試しになっていない方は、Gmailモバイルアプリ、またはブラウザから meet.google.com にアクセスしてビデオ会議を開始することができます。ぜひお試し下さい


Google では、デジタルスキル習得に対するニーズの高まりを受け、昨年より「 Grow with Google 」で無料のデジタルスキルトレーニングを日本の皆さまに提供しています。本日、Grow with Google の新しいコンテンツとして、教育に携わる方を対象に Google for Education の活用方法などが学べる無料オンライントレーニングを公開しました。

本日公開のコンテンツでは、教育現場ですぐに活用できる内容を中心に 4 つのテーマに分け、動画形式でご紹介しています。自治体、教員、保護者の皆さまには、ウェブ上で、いつでもどこからでも視聴いただけます。

トレーニングのテーマ:

  1. 「はじめての Google for Education」

    導入事例やデモンストレーションを交えながら「Google for Education」の基本的な使い方をご紹介します。Google GIGA School Package の導入を検討される自治体や、 G Suite for Education の基礎的な使い方、 Chromebook の機能について学びたいすべての方にまず見ていただきたい内容です。

    1. 「はじめての遠隔授業」

      遠隔授業は、休校に限らずあらゆる状況で可能性を持つ柔軟な授業スタイルです。スムーズで取り組みやすいものとなるよう、オンラインのライブ授業に最適な Google Meet や、遠隔でリアルタイムにコラボレーションしながら作業が可能な Google ドキュメントなど、デジタルツールの活用方法を学ぶことができます。

      1. G Suite for Education を活用した教員の働き方改革

        教員一人が負担する業務量や範囲は多岐にわたり、働き方に対する課題はより複雑化しているように見受けられます。本トレーニングでは、具体的なデジタル活用方法による効率化のヒントをご紹介します。課題の配布、提出物の回収など授業に関わる業務はもちろん、保護者との連絡や業務進捗の管理といった校務にまで応用できるアプリケーションの活用方法を学ぶことができます。

        1. 「みんなでつくろう、これからの学校」

          ICT を導入することで変わる学校教育や Google for Education が提供するツールにより実現するこれからの学び、校務、保護者とのコミュニケーションへの変化をご紹介し、教育に携わるすべての皆さまとこれからの教育について考えていきたいと思います。

          文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」を受け、Google は Chromebook、G Suite for Education と無償研修からなる「Google GIGA School Package」で、児童生徒一人一台の端末環境導入を支援をしています。「GIGA スクール構想」を通して端末導入を決定された自治体・学校のうち約半数が Chromebook を選択されています ( 2020 年 8 月現在 ) 。GIGA スクールに関連した Google の支援についての紹介ページも新たに設け、Google for Education 導入を支援する無償の現地研修 Kickstart Program のお申し込みを受け付けます。


          また、コンピュータサイエンス教育の領域においても、プログラミング教育必修化を支援するため、教員の皆様向けのオンライントレーニングコンテンツを提供しています。本日新たに、東北大学堀田研究室と共同開発した「小・中学校の先生向け 授業で教える AI プログラミング体験」を公開しました。ぜひご活用ください。さらに、プログラミングやコンピュータサイエンスを学んだ先にどういった可能性があるのかを知ることができる雑誌「 STEAM Career Magazine」 も発行しました。学校の授業を通して興味を持ったプログラミングをより深く学び、STEAM 領域で今後活躍したいと考える中高生の皆さまにぜひ読んでいただきたい一冊です。

          本日から 11 月 10 日申込締切の期間限定で、ご希望の学校に雑誌を無料で送付します。こちらよりお申し込みください。


          Posted by Grow with Google チーム


 日常的に自転車で移動している方や、公共交通機関を使いたくない、運動のために自転車を利用するなどという時に、自転車ルートを使うことで、便利かつ効率的なルートを見つけることができます。自転車ルートは、状況を考慮し、できる限り急坂・トンネル・悪路などを避けたコースや自転車レーンを優先的に表示します。自転車ルートを検索するには、ルート検索で自転車タブを選択します。 


 では、実際に使ってみましょう。たとえば、東京の祐天寺駅から目黒区民センターに自転車で向かい、用事を済ませるとします。 
 推奨ルートは、駒沢通りを下り、目黒川の桜並木沿いを走行するコースです。このルートであれば、自動車ルートと違い、交通量の多い山手通りを長く走行することなく、目的地まで移動できます。ナビモードに入ると、Google マップが目的地までの道順を案内します。自転車に乗るときは、道路から目を離さないことが特に重要です。音声ガイダンスを使えば、スマートフォンの画面を見ることなく、次の曲がり角を知ることができます。 

 その他の Google マップ の新機能と同様に、自転車ルートについても「フィードバックの送信」から、フィードバックやルート情報に関するご意見やご感想をお寄せください。提供開始を求める声が多く寄せられていた「自転車ルート機能」。ぜひ、実際に自転車に乗って、試してみてください。 
  
 

タイトル: 感動読書
名前: tontoko (鳥取県米子市立後藤ヶ丘中学校)
概要: いつも読んでいるお気に入りの本をより、感動的に楽しめることを目指しました。AI に、いろんな色のふせんを機械学習させることで、ページをめくると自動的に良いタイミングでぴったりの音楽が流れるようにしました。
タイトル: ヤンバルクイナ危機一髪
名前: 小川りりか (沖縄アミークスインターナショナル小学校)
概要: 沖縄県の鳥「ヤンバルクイナ」が交通事故に巻き込まれるのを防ぐためにこの作品を作りました。Teachable Machine を使ってヤンバルクイナの鳴き声を学習させてモデルを作り、ヤンバルクイナの鳴き声を感知したら LED や音声合成でドライバーに知らせます。これで、ヤンバルクイナの交通事故を減らすことができると思います。
タイトル: Birds AI ぴーちゃん scratch ver.
名前: 水谷俊介 (信州大学教育学部附属松本中学校)
概要: 自転車で転んで前歯を折った痛い経験から、事故の原因として一番多い出会い頭の衝突事故を、AI で予測したいと考えた。危険な場所を機械学習させ、カメラに映る自転車走行中の道路の状況を判断できるようにした。AI が危険予測し、音と絵で運転者に注意喚起する。安全確認から事故の予防につながることを目的とした作品。
タイトル: おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムⅡ
名前: mebumebu (岐阜県関ヶ原町立関ヶ原小学校)
概要: おじいちゃんはよくお酒を飲みすぎます。健康のために、飲みすぎ防止システムⅡ(NBS)を作りました。AI ロボット(NiBoSi)がお酒を適切に管理してくれるシステムです。僕が思う適切なアルコール摂取量は 1 日 30g です。それを超えそうになると忠告してくれます。お酒など 11 種類、認識できます。そして、1 日ごとの摂取量をグラフで表しました。
タイトル: ドレミダンス
名前: かりん
概要: ポーズによって、ドレミファの音を区別して演奏することができます。 コロナの自粛の中でも家の中で楽しんで運動できるので、運動不足の解消にもなります。 ボタン操作で楽器を変えられて、飽きないようになっています。
タイトル: マスクディテクター
名前: 川崎琳太郎 (K. International School Tokyo)
概要: カメラの前に立てば、マスクを着けているかどうかが音と絵でわかります。目の見えない人にも音でわかるようにしていますが、図書館などの静かなところでは OK の音を OFF にできます。トレーニング データは自分の顔の写真で、マスクをつけた写真とつけてない写真を用意して、学習させました。
応募されたプログラムとデモ動画を、Google の研究・開発部門に所属する社員が審査員として「イノベーション」、「チャレンジ」、「完成度」の 3 つを要素を総合的かつ厳正に審査し、上記の 6 作品を選出しました。ファイナリストの皆さん、おめでとうございます! ファイナリストに選ばれた皆さんは、2020 年 10 月 3 日(土) 15 時〜 16 時に開催される Maker Faire Tokyo Online のオンライン配信イベント中にファイナルプレゼンテーションを行っていただき、その後、17時から表彰式を実施、グランプリを発表します。 (視聴はこちらから)応募いただいた皆さん、どうもありがとうございました! 6 つの作品のうち、グランプリに輝くのはどの作品でしょう? ぜひ 3 日の Maker Faire Tokyo Online イベントにご参加下さい。
Posted by コンピュータサイエンス教育プログラムマネージャ 鵜飼 佑

Android OS の最新バージョン 、Android 11 を本日公開しました。最新バージョンでは、スマートフォン上の大切なものにより簡単にアクセスでき、会話、スマートデバイスの操作、プライバシーなども管理しやすくなりました。11 番目の Android の公開を祝って、Android 11 に新たに加わった 11 の機能をご紹介します。 



大切な人とよりつながりやすく

  1. 私自身、大切な人と連絡を取り合うために、複数のメッセージアプリを切り替えることが多くなっています。Android 11 では、メッセージアプリの会話を 1 か所で簡単に管理できるよう、会話のスペースを通知エリア内に設けました。重要なメッセージを見逃さないよう、大切な人との会話に優先順位を付けることもできます。

  2. 「バブル」により、端末上でよりスムーズにマルチタスクを行うことができます。端末上で行っている作業とメッセージアプリを行き来することなく、大切な会話に返信できるようになりました。

  3. 画面録画がついに登場:スマートフォンの操作を録画して、共有できるようになりました。ビルトインの機能なので、別のアプリをインストールすることなく、マイク、デバイス、または両方の音声を一緒に録音することもできます。

デバイスとメディアを操作する新しい方法
  1. 電源ボタンを長押しするだけで、すべてのスマートデバイスに 1 か所でアクセスできるようになりました。エアコンなど、つながっているデバイスを 1 タップで操作できるため、複数のアプリを開く必要がありません。

  2. メディア コントロールを一新し、さらに便利にお使いいただけるようになりました。再生先のデバイスをすばやく切り替えることができ、たとえばヘッドフォンで聞いていた音楽をスピーカーに出力先を変更しても、音が途切れて聞き逃してしまうといった心配がありません。

  3. Android 11 では、Android Auto に対応するすべての自動車で、ワイヤレス接続をご利用いただけます。ケーブルを接続する手間もなく、ルート案内、声によるメッセージ送信やお気に入りのメディアの再生、Google アシスタントなど、スマートフォンの便利な機能を毎日の運転中にお使いいただけます。

プライバシーとデータをより細かく管理
  1. マイク、カメラ、位置情報といった、プライバシーに関わる大事なアクセス権限へのリクエストに対し、「今回のみ」を選択することで 1 回だけのアクセスを許可することができます。アプリが再度アクセスする場合は、必ずもう一度許可を求めるダイアログが表示されます。

  2. アプリをしばらく使用しない場合、そのアプリがあなたのデータに継続してアクセスすることを希望しない方もいらっしゃるでしょう。Android 11 では、使用していないアプリに対して、一度許可した権限を自動的にリセットし、ユーザーに通知します。自動リセットされた権限は、次にアプリを起動したときに、再び許可することもできます。

  3. Google Play システムアップデート モジュールを追加し、より多くのセキュリティとプライバシーのアップデートを Google Play を経由してスマートフォンに迅速に展開できるようになりました。つまり、OS のアップデートを待つことなく、アプリと同様に、追加された修正をすぐにアップデートすることができるのです。

  4. Android Enterprise ユーザーは、Android 11 では、個人所有のデバイスで得られるプライバシー保護を会社所有のデバイスでもご利用いただけます。仕事用プロファイルにより、IT 管理者は個人用プロファイルのデータやアクティビティを監視することなく、デバイスを管理できます。
Pixel でもっと多くのことを
  1. Google Pixel ユーザーは、日々のルーティンに応じたアプリの提案、テキストや画像を選択できる新しい操作方法、アプリのスクリーンショットなど、スマートフォンの整理や管理に使える機能が追加されます。
Android 11 は、Google Pixel 端末で本日より順次ご利用いただけます。また今後数か月をかけて、世界の多くのパートナーが Android 11 搭載の端末の発売やアップデートを予定しています。詳細については、android.com/11 をご覧ください。 

Posted by Dave Burke, VP of Engineering, Android


世界 220 以上の国と地域のユーザーが Google マップを使って移動する距離は、1 日あたり 10 億キロ以上になります。自動車やバイクに乗ってナビを開始すると、方向、交通状況、移動時間、到着予定時刻 (ETA) などといった様々な情報が表示されます。一見単純に見えますが、そうした情報をわずか数秒で表示するために、舞台裏では多くのことが行われています。 

 本記事では、交通状況とルートの表示について解説します。Google マップがどのように渋滞や最適なルートを表示しているかについて、少し掘り下げてみましょう。 

 世界中のドライバーから提供される交通状況 

ユーザーが Google マップのナビゲーションを使うと、集合化された位置情報データが活用され 、世界中の道路の交通状況が把握できるようになります。この情報は、現在の交通量の予測に役立ちますが、これだけではルート上で発生している渋滞が、たとえば 10 分後、20 分後、50 分後の交通量にどう影響するかまではわかりません。そこで、テクノロジーの力が必要になります。 

 高度な機械学習手法と過去のデータを用いた渋滞予測 

近い未来の渋滞を予測するために、Google マップは、過去の交通状況を分析しています。たとえば、カリフォルニア州北部の州間高速道路 280 号を走行する自動車の速度が、午前 6 時から 7 時は時速 100 km、午後遅くには時速 25 km から 30 km 程度を示しているとします。Google は、そうした過去の交通パターンのデータベースとルートの現在の交通状況を組み合わせ、機械学習を使って双方のデータセットに基づいた予測を行っています。 

 Google マップの到着予定時刻はすでに非常に高い精度を誇っており、これまでも予測の実に 97% 以上が正確に算出されていましたが、Google マップ は Alphabet AI 研究所である DeepMind と協力し最新の技術を用いることによって、渋滞予測の精度が更に向上しました。DeepMind と協同で Graph Neural Networks (GNN) と呼ばれる機械学習アーキテクチャを使用することで、不正確な到着予定時刻の表示される割合をさらに減少させ、ベルリン、ジャカルタ、サンパウロ、シドニー、東京、ワシントンなどで大幅な改善を達成しています。この手法により、Google マップは、「これから発生するかもしれない渋滞」による影響をより正確に予測できるようになりました。 

 データを新鮮に保つ 

Google マップが交通状況データの提供をはじめてから 13 年間、ルートの交通状況を示す指標として過去の交通パターンは信頼できるものでしたが、それは絶対とは限りません。新型コロナウイルス感染症の拡大により、あらゆる場所で交通パターンが劇的に変化しています。2020 年前半にロックダウン (都市封鎖) が始まったことにより、世界中で交通量が最大 50% 減少しました。一部の国や地域では移動が解禁されていますが、規制が継続されているエリアも残されています。こうした急激な変化に機敏に対応するため、過去 2 週間から 4 週間の交通パターンを自動的に優先し、それ以前のパターンの優先順位を下げるよう、計算モデルをアップデートしました。 

 Google マップがどのようにルートを選択しているか 

Google の渋滞予測モデルは、Google マップの運転ルート選択の鍵でもあります。ルートの交通量が増えることが予測された場合、Google マップは自動的に代替ルートを検索します。ただし、ルート検索は、道路の種類などの要素も考慮に入れています。たとえば、舗装路と未舗装路 (砂利道や泥道など) では、運転のしやすさが大きく異なります。そのため、Google マップは、なるべくそうした困難なルートを推奨しないようにしています。また、停止発進の多い生活道路よりも、幹線道路の方が効率的な場合が多いため、道路の大きさや直進性なども確認しています。 

 残る 2 つは、地方自治体から提供される正確なデータ、そしてユーザーから提供されるリアルタイムの情報です。これらは、最適なルートを推奨するために重要な役割を果たしています。これらのデータにより、制限速度、料金所、道路工事や新型コロナウイルス感染拡大防止措置による通行止めなどを把握できます。また、運転者が道路情報を報告できる 「レポートの追加」機能を活用して、道路や車線の閉鎖、道路工事、事故車両、落下物などをすばやく表示しています。これらの情報は、土砂崩れ、吹雪、その他の自然災害などによる道路状況の予期せぬ変化の把握にも役立てられています。 

 すべてを組み合わせる 

では、こうした情報を実際にどのように使うことができるのでしょうか。たとえば、病院の予約時間に合わせていつものルートを運転するとします。渋滞予測と実際の交通状況を組み合わせる Google マップを使えば、家を出た直後は道路の流れがよく、渋滞が発生していなくても、約 30 分後にルート上で予期せぬ渋滞に巻き込まれてしまい、予約時間に間に合わなくなる可能性を事前に知ることができます。そうした場合、Google マップは、周辺の道路状況や事故情報に基づいて、自動的に代替ルートを提案します。これにより、渋滞を回避して、予約時間に間に合うように目的地に到着できます。 渋滞予測とルート選択は、非常に複雑です。Google マップは、渋滞を回避しながら、できる限り安全で効率的なルートを検出するツールやテクノロジーの開発に引き続き注力していきます。