透明性を高め、ユーザーがコントロールできる選択の幅を増やす取り組みは、Google で表示される広告だけにとどまりません。デジタル広告のエコシステムには多くのプレイヤーが関わっているため、通常は表示される広告にどのような企業が関与しているのか、ユーザーには不透明になることもあります。このような傾向を踏まえ、ウェブ上で目にするすべての広告について詳細な情報を提供するために、「Ads Transparency Spotlight」という新しいツールをリリースする予定です。現在は、Chrome ウェブストアからアルファ版拡張機能として試すことができます。今後、ユーザーからのフィードバックに基づきこの拡張機能を改善し、いずれはユーザーによるコントロールを向上させ、広告に関する情報開示を強化していきます。ユーザーへの透明性とコントロールを高める同様の機能を、他のテクノロジープロバイダーにも提供し、彼らのサービスにも組み込まれていくことを期待しています。

デジタル広告のエコシステムをさらに進化させるために

Chrome はプライバシー サンドボックスというオープンな標準イニシアティブを促進し、ウェブブラウザがユーザーデータに配慮しながらデジタル広告をサポートしていく方法を探り続けています。プライバシー サンドボックスの取り組みの一環で、個々のユーザーの識別情報を明らかにすることなく、広告の選択やコンバージョン測定、アドフラウドなどのケースを解決する新しい API の提案が公開されています。その中の一つに、悪意あるアドフラウドに対抗するためにボットとリアルユーザーを区別するための信頼性の高いAPI があり、現在、デベロッパーによるテストが可能になっています。また、その他の API も間もなくライブ テストに移行する予定です。

このようなアプローチでユーザーやパブリッシャー、広告主のニーズに対応した上で、Chrome はサードパーティ Cookie のサポートを段階的に廃止していく予定です。これらの提案は W3C などのフォーラムで活発に議論されています。Google の広告担当チームはこの議論に積極的に関与しており、関心のある関係者にも同様の協力を促しています。これから数年の間、新しいソリューションを製品に取り入れていく予定です。

Google はまた、パブリッシャーが優れたコンテンツ制作に投資し、広告主が自社製品に適した人々にリーチすることを可能にすると同時に、ユーザーのプライバシーを向上させるためのさまざまなアプローチも探っています。たとえば、ユーザーデータの利用に関する透明性とコントロールが保証されている場合、ユーザーに対してより関連性の高い有益な体験を提供するために、広告主やパブリッシャーがファースト パーティ データを利用することをサポートします(関係が構築されている顧客との直接のやり取りに基づく)。一方でフィンガープリントのように、個々のユーザーに関するデータを転送し、秘密裏にこれを追跡可能にするような、不透明または隠された技術を使用することは禁止しています。知らないうちに、または許可なく、ユーザーを追跡、特定し、情報を得ようとする試みはブロックされるべきだと Google は考えます。このような行為に対して、私たちは今後も強い姿勢で臨みます。

デジタル広告におけるプライバシー向上に関する話題の多くは、一般的にウェブに焦点を当てたものですが、人々がデジタル広告を目にする環境はさまざまです。技術的なアプローチや実装はそれぞれの特徴により細かいレベルでは異なりますが、無料コンテンツへのアクセスを維持しながらユーザーデータの取り扱いを向上させるという Google のビジョンは、ウェブやモバイル アプリ、インターネット テレビ、デジタル オーディオ、そして今後登場するであろう新たな領域でも一貫しており、変わりません。

広告主とパブリッシャーへの指針

未来のデジタル広告においては、新しい技術、新しい基準、そしてより良い、より持続可能なアプローチが約束されていますが、そこに至るまでにはある程度時間がかかります。Google は、この過渡期に多くの関係者が感じる不安を理解しています。近い将来、多くの変化が起きることは確実ですが、マーケターやパブリッシャーがためらわずに行動を起こすことが非常に重要です。

その準備に役立てていただくために、マーケターやパブリッシャーが今すぐ検討すべき推奨事項をまとめました。ここには、顧客との直接的な関係の構築やデータ管理に関するベスト プラクティス、パートナー企業との関係をより良いものにしていくためのヒント、機械学習やクラウドを利用するための実用的な例まで、実践的な指針や、変化し続けるユーザー データの取り扱いの状況に対応している企業の実例が多く掲載されています。

Google は、ユーザーのプライバシーにさらに配慮した未来に向けて、デジタル広告業界を前進させる取り組みを続けていきます。皆さまにもプライバシーに関する問題について活発に議論していただき、来るべき未来に向けて今から動き始めていただきたいと考えております。

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Google 昆虫 AR ! 夏休みフォトコンテスト

Google ではこの 昆虫 AR を使ったフォトコンテストを実施します。「#Google昆虫ARフォトコンテスト」とハッシュタグを付けて、ご自身(もしくは保護者の方)のツイッターで 昆虫 AR の写真を投稿してください。タレントの中川翔子さんや東京大学大学院 情報学環 東京大学生産技術研究所 教授 山中俊治 先生 、 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 名誉教授 小檜山賢二 先生等に審査員としてご協力頂き、優秀作品 3 点と佳作作品 10 点を選出します。コンテストの詳細はこちらのサイトをご確認下さい。


多くの方の参加をお待ちしています。


昨年 Google は、より共感できる表現や、多様性を受け入れ、平等をキーボードに表現することを目指し、絵文字の標準とガイドラインを定める非営利組織である Unicode コンソーシアムに新しい絵文字の提案を行いました。そして、提案した絵文字の数々 ( 嬉し泣きや、ハグ、ベールの男性、タキシードの女性、赤ちゃんにミルクを飲ませる人など ) を今年の秋に公開できることを嬉しく思います。

その他、新しい絵文字として、ピニャータ ( メキシコや他の中・南米の国の子供のお祭りに使われる、中にお菓子やおもちゃなどを詰めた紙製のくす玉人形 ) やロングドラム、リアルな愛を伝えるハート ( 心臓 ) 、新しい動物たち ( 可愛いバイソン、熱心なビーバー、愛が欲しいホッキョクグマなど ) 、食事に関連する絵文字 ( 美味しそうなタマル、見ていると喉が乾いてくるタピオカミルクティー、温かい飲み物の絵文字☕に「紅茶感」が足りないと感じていたユーザーのためのティーポットなど ) も追加されます。さらに、切り株、魔法の杖、毛むくじゃらのマンモスなど、自然やアクティビティを表す絵文字など、今秋の Android 11 のリリースでは、Unicode によって承認された 117 の新しい絵文字をご利用いただけるようになります。
新しい絵文字を作ることに加え、定番で愛されている絵文字も見直しました。おなじみの顔絵文字の目を見つめ、さらに深夜のメッセージでも見やすいように、ダークモード向けのデザインを作成しました😉。その他、モントレーベイ水族館やビクトリア昆虫館の専門家と協力し、動物の絵文字をより詳細に表現しました。
加えて、懐かしい、ほのぼのとした温かみのあるお友だちも成長して戻ってきます😉。そうです。あの亀の絵文字が戻ってきます。 ( 完璧だった初期の亀を死守すると決めました。) 楽観的な羊の目に惑わされないように、そして笑顔のうさぎにほほえみ返さないよう、お気をつけください。
絵文字の数が増え、外出自粛により絵文字の利用が 40% 以上増加している今、適切な絵文字をすばやく簡単に見つけ、送信できるようにすることが、これまで以上に重要です。これを実現するため、 Gboard - Google キーボード ベータ版に、絵文字をクイックに入力できるツールバーを追加します。この機能は、今後数か月かけてすべての Android 端末の Gboard - Google キーボードで公開する予定です。これからは、友人に「今、一緒にいられたらいいのにな」という気持ちを伝えるのに、1 つではなく 5 つのハート❤️❤️❤️❤️❤️ をより簡単に送ることができます。
大切な人への気持ちを、新しい絵文字で伝えてみませんか。




諸外国と比較しても、日本では企業の導入率が 3割弱とまだまだテレワークが浸透しておらず、特に中小企業は依然として低い導入率にとどまっています。また、導入したもののテレワーク特有の課題に直面し定着させることが難しい、といった課題があります。


一方で、新型コロナウィルスの影響により、これまで以上にテレワークをはじめとする柔軟な働き方が求められています。政府はテレワーク導入率 7 割を目標として掲げています。最新の調査によると、テレワークの導入率は全国で 4 月の 27 %から 6 月の 35 %へ増加しており、テレワーク経験者の約半数(Think with Google)が継続意向を示しています。
新たな日常へと転換している多くの企業において、より一層テクノロジーを活用したスマートな働き方が求められています。


Google はこうした新たな日常へのシフトを可能にする「これからの働き方」をサポートします。



働き方を変えるためのオンラインセミナーを提供


全国の大企業・中小企業から個人の皆さままで、どなたでも受講いただける無料のオンラインセミナーを実施いたします。効果的なテレワークの方法、コミュニケーションの質を高めるヒント、ツールの活用方法など、すぐに実践できる具体的な働き方改革のノウハウをご紹介いたします。
オンラインセミナー受講をご希望の皆さまはこちらからお申し込みください。



実践方法、ツールをまとめた「働き方のこれからをつくろう。」ガイドブックを公開


Google では、以前から一つのエリアや拠点にとらわれない働き方「分散型ワークスタイル」を実践してきました。その中で得た知見やノウハウをもとに、イノベーションを加速する組織作り、チームを育てるために必要なスキル、具体的なアクションプランを、G Suite/Chromebook などのツールや事例と共にご紹介します。
加えて、Think with Google から得た生活者の最新データとインサイトをお届けします。


 働きかたのこれからを作ろう


これまでの働き方を変えるのは簡単なことではないですが、テクノロジーを活用した柔軟な働き方を実践している企業では、すでにさまざまな成果を出しています。


実際に、取り組みを開始した様々な企業の皆さまの声をご紹介します。


「働きかたのこれからを作ろう」スクリーンショット


働き方のこれからをより良いものにするため、一緒にはじめてみませんか?
これらの取り組みの詳細については、サイト上で公開していますので、ぜひご覧ください。

そんな子どもたちに挑戦の場を提供すべく、Google では今年の夏に家から参加できる キッズ AI プログラミングコンテストを開催します。

コンテストでは、自分で見つけた身の回りや地域の課題をプログラミングと AI を使って解くことが求められます。対象は小学生から中学生まで、一人でもチーム( 4 人まで)でも参加可能です。プログラム開発には Scratch を用い、Teachable Machine をはじめとした無償で公開されている各種 AI 拡張機能を活用して下さい。応募〆切は 8 月 31 日 午前 11 時、あなたのプログラムのプロトタイプと 3 分以内のデモ動画を提出して下さい。応募頂いた作品はイノベーション、チャレンジ、完成度の 3 つを総合的に審査し、 9 月上旬にファイナリスト 5 組を発表します。選出された 5 組の皆さんは、10 月 3 日にオンラインで開催する Maker Fair Tokyo Online  内で実施するファイナルイベントでのプレゼンテーション審査に臨んで頂きます。審査に基づき、グランプリ受賞者を選出し、表彰します。コンテストの詳細は g.co/kidsaicontestjp でご確認ください。

キッズ AI プログラミングコンテスト 概要
  • 対象の学年: 小学 1 年生 〜 中学 3 年生
  • 募集期間: 7 月 13 日(月)〜 8 月 31 日 (月)午前 11 時
  • 応募要件:
    • 自分で見つけた地域の課題をプログラミングと AI で解決するプロジェクトを考える
    • プログラム開発には Scratch を利用。さらに公開されている下記の AI 拡張機能を活用して下さい
  • 審査: Google の研究・開発部門に所属する社員が、以下の項目を総合的に判断して審査します
    • イノベーション : プロジェクトのアイデアがユニークで新しいか
    • チャレンジ : 技術的に難しいこと、もしくは解くことが難しい課題にチャレンジしているか
    • 完成度: プロジェクトの完成度はどの程度か
  • ファイナリスト発表 : 2020 年 9 月上旬
  • ファイナルイベント(オンライン): 2020 年 10 月 3 日
  • 賞品 : Google 社員によるファイナルイベントに向けてのメンタリングや、Google ロゴ入り 各種グッズを謹呈します
  • 参加にあたっての留意点: 応募は保護者の皆さまによる手続きが必要です

公式サイトではチュートリアル動画に加え、様々な参考資料を紹介しています。「 Scratch ではじめる機械学習―作りながら楽しく学べる AI プログラミング」( 7 月 28 日発売予定)では Teachable Machine の項が試し読みできますので、ぜひ参考にしてみて下さい。また、学校やプログラミングクラブなどでチラシの配布にご協力いただける場合はこちらをご利用ください。

今回、このコンテストを実施するに当たり、公式サイトに特別にちょっと賢いアルゴリズムを採用しました。ウェブサイトのあちらこちらに配置されている積み木のような模様が、毎回サイトを読み込む度に変化することに気づきましたか? これらは 焼きなまし法 と呼ばれる最適化アルゴリズムを利用して自動生成されています。高温に熱した金属がゆっくり冷める時に構造が変化することにヒントを得て名付けられた手法で、線がきれいにつながるように模様が自動的に描き出されます。今回、皆さんが活用する AI 拡張機能は、まさにこのような 賢い振る舞いをする技術を活用しています。これらのツールを最大限に活用して、皆さんの斬新なアイディアを表現した作品をお待ちしています。

キャリア教育を支援

夏休みは学生を対象にした様々なイベントが開催されるのが通例ですが、今年はそれらの多くが中止せざるを得なかったり、オンライン開催に移行したりしています。Google でも、オフィスで実施している学生向けのプログラムをオンラインに移し、コンピュータ サイエンスやプログラミングの魅力に触れる機会を作るべく、様々な組織や団体と協力しています。今夏、開催予定の Google エンジニアが登壇するイベントをご紹介します。


  • 情報処理学会が高校生を対象に開催する「高校生のためのコンピュータサイエンス オンラインセッション2020」では、大学の先生方と共に Google の開発部門で活躍するエンジニアたちが登壇し、大学でコンピューターサイエンスを学ぶ魅力やソフトウェア エンジニアとして働く楽しさを紹介します。コンピュータ サイエンスってどんな学問? エンジニアってどんな仕事? そんな疑問や関心を持つ全国の高校生の参加をお待ちしています。詳細はこちらをご確認下さい。
  • また、特定非営利活動法人みんなのコードが中高生を対象に実施する「オンライン職業インタビュー」のオンライン授業にも Google のエンジニアが参加します。エンジニアという仕事を選んだ経緯や技術が社会にどのように貢献できるか、学生の皆さんの疑問にお答えします。学年・学校単位でお申し込み下さい。詳細は みんなのコードのサイトをご覧ください。
  • さらに、一般社団法人 CoderDojo Japan および、株式会社スイッチエデュケーションが主催する「Girls Initiative for CoderDojo キャンペーン」の一環として、Mind the Gap プログラムを実施します。Mind the Gap は Google が中学から高等学校の女子生徒を対象に、女性エンジニアとの交流を通じ、プログラミングの魅力を伝えるプログラムです。今回は、小・中学校の女子生徒を対象にオンラインに場を移すと共に、参加者のうち抽選で 100 名様にプログラミングスターターキットを寄贈します。詳細はこちらをご確認下さい。

今夏、開催する キッズ AI  プログラミングコンテストやオンラインの交流プログラムが、多くの学生の皆さんにとってコンピュータ サイエンスの世界に魅了される機会となることを期待しています。たくさんの ”未来のエンジニア” たちの参加をお待ちしています。



Google マップが目的地までの行き方を探すためのツールなら、Google Earth は目的地を決めずに探索するためのツールです。Google Earth を通じて、まるで宇宙飛行士のように宇宙から地球を眺めることができます。そして、画面をクリックかタップするだけで、地球のどこにでも数秒で移動できます。一日中 Google Earth で都市、風景、ストーリーを巡っても、それは世界全体のほんの一部に過ぎません。

公開から 15 年を経た今も、Google Earth は、誰もが自由にアクセスできる地理画像の収蔵庫として世界最大の規模を誇ります。航空写真、衛星画像、3D の地形図、地理データ、ストリートビューを組み合わせ、世界探索を可能にしています。とはいえ、Google Earth は、3D デジタル地球儀以上の意味を持っています。基盤となるテクノロジーにより、地図の作成が民主化され、誰でも世界をよりよく理解できるようになり、さらに世界にポジティブな変化を起こすための行動を起こすこともできるようになりました。

長い年月を Google Earth と共に歩んできた数十億のユーザーの中から、インスピレーションを生んだ 15 のストーリーをご紹介します。

1. 自然災害への対応:Google Earth のリリースからわずか 2 か月後、Google は人々が Google Earth を休暇の計画だけに使っていないことに気付きました。2005 年 8 月にハリケーン カトリーナが、メキシコ湾岸を襲った時に、救急活動を支援し、ハリケーンの影響を把握しやすくするため、Google Earth チームは直ちにアメリカ海洋大気庁 (NOAA) と協力し、現場の緊急対応要員が最新の画像を利用できるようにしました。
2. バーチャル フィールドトリップ:2006 年、元英語教師のジェローム バーグは、Google Earth を使って広く知られた物語のキャラクターの旅をたどるツアー「Lit Trips」を作りました。現在、このプロジェクトでは、教員とあらゆる学年の生徒に向けた 80 以上の Lit Trips が公開されています。各ツアーには、子どもたちの想像力を広げる様々なトピック、授業で活用できる教材、楽しいアクティビティなどが含まれています。
3. 文化の保護:スルイ族の首長であるアルミットは、生まれてはじめて訪れたインターネットカフェで Google Earth に触れたとき、民族の伝統を守るツールとしての Google Earth の可能性に気づきました。2007 年、アルミットは先住民族の首長として、ブラジルのアマゾンから数千キロ離れた Google 本社を訪れ、自身のコミュニティに Google Earth のトレーニングを提供して欲しいと Google に求めました。以来、スルイ族の人々は、Google Earth を使ってカルチャー マップを作成し、数百を超える熱帯雨林の重要な文化遺産を記録に残しています。
4. 動物の行動を理解:2008 年、ドイツとチェコの研究者は、Google Earth を使って 6 大陸の 308 の牧草地に生息する 8,510 頭の家畜を観察しました。これらの画像は、特定の種の牛や鹿が、放牧中や休憩中に磁極に沿って整列するという驚くべき発見をもたらしました。
5. 家族との再会:5 歳のときに迷子になって家族と離別した サルー ブライアリーは、児童養護施設に引き取られた後、オーストラリアで養子に迎え入れられました。成人し、自らの出生に興味を持ったサルーは、Google Earth の衛星画像を使って生まれ育ったインドの実家を根気強く探し出し、25 年の月日を経て 2011 年に実の母親との再会を果たします。Google Earth でこのストーリーを巡ってみましょう。

6. 戦争の影響を受けたコミュニティの支援:世界で最長の歴史と最大の規模、そして実績をもつ人道的地雷除去組織であるヘイロー トラストは、地雷原調査 (地雷のある場所を特定してマッピングする作業) に Google Earth を活用しています。ヘイロー トラストは、世界 26 の国と地域で 180 万個の地雷、1190 万個のその他の爆発物の残骸、5720 万個の小型武器弾薬を処理してきました。

7. 密猟者からゾウを守る:象牙を狙う密猟者からゾウを守るため、Save the Elephants は革新的なゾウの追跡システムを構築しました。2009 年以来、数百頭のゾウに衛星測位機能が付いた首輪を取り付けることで、Google Earth を使用してリアルタイムで動きを追跡できるようになりました。レワ自然保護区のレンジャーを含むパートナー組織は、ケニアの保護区と私有放牧地全体で密猟者との戦いに Google Earth を活用しています。

8. 未知なる森を発見:ジュリアン ベイリス博士は、Google Earth を活用してアフリカ高地の熱帯雨林を探索しています。Google Earth の誕生当時から、ベイリス博士は Google Earth でモザンビーク北部を計画的に巡り、衛星画像をスキャンしています。ある日、博士は山頂に熱帯雨林のように見えるものを発見します。そのバーチャルな発見は、リコ山の頂上に手つかずの熱帯雨林の生態系が発見される 2018 年の探検調査へと繋がりました。
9. 農村で学ぶ子供たちを支援:インドの識字率向上プロジェクトで働くパドマジャ サシヤムーシーや関係者は、Google Earth を活用して、農村部の教室向けのインタラクティブ コンテンツを作成し、インド全体で74 万 5,000 人の生徒の識字率を向上に貢献しています。彼女は次のように話します。「新しいツールとメディア コンテンツを取り入れたことで、歴史と地理に臨場感が生まれ、生徒たちの想像力を刺激できるようになりました。このプロジェクトは生徒の視野を広げることにつながります。教科書に書かれた内容を教えるだけでなく、好奇心を育て、学習の楽しさを伝えることができます。これは一生の財産です。」
10. ポジティブな環境変化を引き起こす:HAkA は Google Earth を活用して、オランウータン、サイ、ゾウ、トラが野生で共存する地球最後の場所「ルセル エコシステム」への脅威を示しました。この Google Earth ツアーは、主要な利害関係者の意識を高め、地域に前向きな変化をもたらしました。

11. 地球をもっと好きになる:Google Earth VR を使えば、新しい視点から地球を眺めることができます。概観効果 (Overview Effect) や、遠く離れた場所への旅など、多くのユーザーがこれまで味わったことのない体験を目一杯楽しんでいます。

12. 世界の言語の多様性を祝う:2019 年、Tania Haerekiterā Tapueluelu Wolfgramm (マオリでトンガ人の女性) が太平洋を旅し、Google Earth のために 10 人の先住民族言語の話者に会い、インタビューを記録しました。このプロジェクトには、2019 年国際先住民族言語年を祝って、世界中から 50 の先住民言語話者が参加しています。
13. 架空の大泥棒を捕まえる:2019 年には、世界中のユーザーがカルメン サンディエゴと V.I.L.E. 工作員を追い、Google Earth で 3 つの事件の謎に挑みました。
14. より説得力のある報道を伝える:ジャーナリストは、より魅力的な記事を執筆するために、Google Earth の豊富な画像を活用しています。たとえば、Vox Video は、Google Earth Studio を使用して、イベント・ホライズン・テレスコープが 5400 万年前の光子を捉え、初めてブラックホールの撮影に成功した様子を報道しました。


15. 新型コロナウイルス感染症対策期間中の帰省:新型コロナウイルス対策期間中の今年のゴールデンウィーク、帰省することができない人々のために、盛岡市をテーマに繋がるコミュニティリトルもりおかGoogle Earth の帰省ツアーを公開しました。これにより、バーチャルで新幹線に乗って盛岡駅まで行き、市内で愛されている場所を訪れることが可能になりました。

これまでの旅を私たちと共に歩んできてくれたユーザーの皆さんに、心より感謝いたします。Google Earth が、これからも好奇心を刺激し続け、この美しい惑星、そしてそこに暮らす全ての存在を大切に思う気持ちを育む助けになることを願っています。次の 15 年でまたどんなことが起こるのか、私たちも楽しみにしています!

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さらに、医療従事者及び専門家のチームは、テーマの優先順位付けや世界最先端の知見をどのように噛み砕いてユーザーに届けるべきかといった点についてガイダンスを提供するほか、これらを元に医療に関するコンテンツ制作を専門とされる株式会社メディカルノート、株式会社メドレーがユーザーにとってよりわかりやすい形でコンテンツを制作・公開します。本取り組みを通じ、信頼性の高い医療情報が継続的に創出される環境を作ると共に、一般のユーザーがより信頼できる医療情報にアクセスできるよう協力して参ります。



慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教授/日本医師会 COVID-19 有識者会議メンバー 宮田裕章 先生
新型コロナウイルスについては未だに解明されていない部分が多く、感染終息についても現時点でも明確な道筋はありません。こうした状況を打開するために世界中で様々な研究や分析が行われ、効果のある治療や予防法などについて、少しずつ明らかになってきています。急速なスピードで日々情報がアップデートされる中で、信頼できる情報へのアクセスを人々に提供することは、より一層重要です。専門家チームはGoogle やコンテンツ制作事業者に対して、人々にどの様な情報が必要か、信頼できる情報の評価基準は何か等という点からアドバイスを行います。また良質なコンテンツの拡充や検索体験の改善によって、どのようなインパクトが人々や社会にもたらされたのかについて科学的な観点から評価を行います。専門家チームは Google が掲げる Technology for Social Good に共感し、信頼に基づくデータ活用が行われる社会の実現をともに目指します。


メディカルノート 代表取締役 / 医師 井上 祥様
メディカルノートは「医師と患者をつなぐ」を創業時からの理念とし、これまでに2,300名超の医療の最前線で活躍する医師や専門家の協力のもと、最新のエビデンスや臨床経験に基づいた信頼できる情報を「Medical Note」上で発信してきました。新型コロナウイルス感染症においても特設サイトを開設し、各医師会・各学会と連携の上、高齢者や糖尿病・がんなど基礎疾患を抱えるユーザーに対して最新情報を積極的に発信してきました。新型コロナウイルスの関連記事は、現在までに約40記事を公開し、累計約 1400 万人超のユーザーにご覧いただいております。検索ワードには様々なユーザーニーズや背景が反映されています。メディカルノートの今までの知見を活かし、今回の取り組みを通じてより多くの方の不安解消の一助となることを目指してまいります。


オンライン医療事典「MEDLEY」監修医師 園田 唯 様
メドレーは、信頼できる医療情報を誰にでもわかりやすく伝えることを目的に、『網羅性』『最新性』『中立性』という 3 つの軸を大切にしてオンライン医療事典「MEDLEY」を運営してきました。新型コロナウイルス感染症においては、時々刻々と状況が変化しているため、最新かつ信頼できる情報を得ることは容易ではありません。そこで『MEDLEY』では 2020 年 1 月に特設ページを設置し、感染状況や症状・検査など、新型コロナウイルス感染症に関する情報を、医師監修のもと作成して発信してきました。現在、『MEDLEY』の新型コロナウイルス関連記事は約2万回シェアして頂いていますが、今回の協働プロジェクトによって、信頼できる情報により多くの人がアクセスしやすくなる可能性を感じています。メドレーは、プロジェクトメンバーとして積極的に協力し、信頼できる医療情報の発信に貢献したいと考えています。


Google では、2017 年に医療と健康に関する検索結果の改善を意図した日本語検索におけるページの評価方法を変更し、より有用で信頼性の高い情報を表示できるようにしました。医療に関する誤った情報は、デジタルプラットフォーム、医療従事者や専門家、そしてコンテンツ制作者などが共に協力し合うことで初めて対処できる複雑な問題です。専門や業界の枠を超えて集った共同の取り組みが、日本におけるそうした問題に対処する上での、一つの解を提示することにつながることを期待しています。

医療情報を扱うオンラインコンテンツを制作しており、Question Hub 特別 β 版の利用にご興味のある方はこちらのフォームからお問い合わせ下さい。


<プロジェクトチーム 参加一覧(五十音順)>
医療従事者及び専門家

参加企業


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モバイルデバイスから Google で恐竜を検索し、[3D 表示] をタップするだけで 3D の恐竜を呼び出すことができます。指で回転させたり、拡大させたりして間近で恐竜の詳細を確認できます。AR を活用することで周囲の物の大きさと恐竜のサイズを比較することもできます。Android 端末では、音量を上げて恐竜の足音や鳴き声を聴くこともできます。


AR で表示できるジュラシック・ワールドの恐竜は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、トリケラトプス、スピノサウルス、ステゴサウルス、ブラキオサウルス、アンキロサウルス、ディロフォサウルス、プテラノドン、パラサウロロフスです。

ジュラシック・ワールド AR 恐竜の制作舞台裏

今回、検索で表示される AR 恐竜は、そのモデルに Ludia が制作するゲーム「Jurassic World Alive」のテクノロジーを採用しており、世界的にも最もリアルな AR 恐竜の一例です。以下の動画では、3D モデリング、テクスチャリング、アニメーションなど、 AR のブラキオサウルスがどのように制作されているかをご紹介しています。 是非ご覧ください。


「恐竜たちを 3D で再現するために、コンセプトアーティストのチームはそれぞれの恐竜について入念に文献調査を行いました。さまざまな文献や資料を研究しただけでなく、可能な限り正確でリアルに再現するために、古生物学者やジュラシック・ワールドの制作チームとも協力しています。皮膚の色や模様の不規則性など、非常に細かいディテールが重要なのです。」(Camilo Sanin、Lead on Character Creations、Ludia)

さらに、犬やペンギンなどといった既存の AR 動物とは異なり、AR 恐竜は「巨大さ」という新たな技術的な課題を開発チームに突きつけました。そこで、新たに導入されたのが Auto Scale 機能です。同じ空間内におけるスマートフォンと平面の距離を自動的に計算し、恐竜がスマートフォンの画面に収まるように大きさを自動調整します。[ 実物大で表示 ] をタップすると、Android の AR トラッキング テクノロジーが空間内で恐竜を自動的に再配置し、表示スペースを確保します。


さっそく恐竜を呼び出してみよう

Google 検索の恐竜 AR は、Android と iOS 搭載端末で利用できます。
録画オプションを使用して、AR 動画を作ったり、映画「ジュラシック・ワールド」のお気に入りのシーンを再現したり、遊び方の可能性は無限です。是非 #Google3D または #JurassicWorld のハッシュタグをつけて、写真や動画を共有してください。さあ、太古の世界へ!
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