ストリートビュー トレッカーパートナープログラム 始めます。
Google では、本日、瀬戸内海の島々のストリートビューを公開します。
今回、公開するのは、新規に撮影した粟島、犬島、伊吹島、男木島、高見島、豊島(五十音順)の 6 島と、醤の郷や坂手港、土庄にある迷路のまちを新たに撮影した小豆島の 全 7 島です。撮影は今年 6 月に、フェリーなどで島々を渡りながら約 2 週間かけて行われました。
湧き水に恵まれ、美しい棚田や豊かな自然の景色が広がる豊島
光りあふれる犬島の穏やかな風景の中にアリがいます。
400 年の伝統を誇る小豆島の醤油づくりを支える小豆島「醤の郷」
高松市からは、102 年前に開通した『ことでん』志度線の景色をお届けします。志度線は、瀬戸内海を一望できる路線として知られています。このストリートビューは、琴平電気鉄道の方にご協力いただき、電車の運行に気をつけながら、実際に線路を歩いて撮影して頂きました。
今回公開するストリートビューは、Google のトレッカーオペレーターではなく、NPO 法人アーキペラゴさんのお声がけで集まった島民の方々や瀬戸内国際芸術祭に参加しているアーティスト、琴平電気鉄道の社員の方がトレッカーを背負って撮影しました。これは、アーキペラゴさんが主催し、瀬戸内海の島々が織りなす美しい風景を記録して世界に発信することを目指す「瀬戸内デジタル アーカイブ プロジェクト」の一環として行われたもので、Google では、試験的にトレッカーを貸出しました。
本プロジェクトに参加し、トレッカーを背負って男木島を撮影した大島よしふみさんから、撮影に携わった感想をお寄せいただきました。大島さんは、細い坂道の多い男木島の運搬手段として島民に愛用されているオンバ(乳母車)をアート作品にされています。
「今まで、自分でも Google のストリートビューで海外の場所を検索することが多かったのですが、そういう感覚で世界中の人が男木島を見られるようになるんだと思うとワクワクしました。男木の風景は世界に誇れる美しいものです。それをこの機会に見てもらわない手はないなと思い、プロジェクトに参加しました。トレッカーを背負って撮影するときには、葉っぱや蜘蛛の巣、そして軒など、頭の上のカメラを意識して歩きました。そうすると、これまで気づかなかったような、男木島の軒の高さや、改めて島のつくりを体感することができました。島の人から「大島さん何もっとんな?」と声をかけられて、担いでいるうちにあっという間に島中の話題になっていました。
男木島のストリートビューで見ていただきたいのは、やっぱり、路地から見える海です! 私は、こんなにきれいなところは他にないと思っています。道に迷って振り向いた時にみえる海が本当にきれいなんです。たぶん、その感動はストリートビューでは伝わりきらないと思うので、そこはぜひ実際に見に来てほしいです。」
細い坂道の路地からのぞく瀬戸内海が美しい男木島
撮影の様子をおさめたビデオをぜひ、ご覧下さい。
本日の瀬戸内海 7 島のストリートビュー公開にあわせて、トレッカーパートナープログラムを日本国内でも開始いたします。「トレッカーパートナープログラム」は、撮影地からの撮影同意を得ることが可能な、撮影地にゆかりのある NPO や観光協会といった団体を募集の対象としています。ご応募される場合は、こちらのフォームから必要事項をご記入の上、お申し込みください。
Google では、今後、トレッカーパートナープログラムを通じて、日本国内の魅力的な場所をストリートビューで紹介して行きたいと思っています。あなたのおすすめの場所を紹介してみませんか?皆さんのご応募を心よりお待ちしております。