みらいワークスは9月6日、クラブツーリズムと、地域経済の活性化を目指す業務提携を8月に締結したと発表した。
業務提携の1つ目として、クラブツーリズムが支援する全国の地域において、地方での副業を希望するプロフェッショナル人材を、みらいワークスの「Skill Shift」で募集。地域の観光における課題解決を目指す。都市部に住む人が副業を通して地域と接点を持つことで、自身の「第2のふるさと」となり、新たな関係人口の創出につながることを期待しているという。
また、2つ目として、「副業を通して、自身の第2のふるさとの魅力を発見し、関わりを持っていく」ことをテーマにしたツアーも予定する。ワーケーションやリモートワークの浸透で遠隔での働き方は受け入れられつつあるなか、新しい働き方や新たな価値観・ライフスタイルに合わせた地域での副業に興味がある人を対象に、副業体験や副業現場の視察などをツアーに組み込む。
共同プロジェクトの第1弾として、「Jリーグクラブチーム・レノファ山口×山口市の地域活性化プロジェクト」における持続可能なビジネスプロデュースを支援する。クラブツーリズムが参画する同プロジェクトにおける「副業ビジネスプロデューサー」を、Skill Shiftで募集する。副業ビジネスプロデューサーはプロジェクトの一環として、レノファ山口のホームスタジアムの近くにある湯田温泉の発展に向けた「山口湯田温泉PARKリビングラボプロジェクト」に対しても携わっていくという。
(仮称)湯田温泉パーク リビングラボプロジェクト
みらいワークスは、働く場所を自由に選択できる社会創りを目指して複数のサービスを展開している。
都市部の正社員と地域企業を結ぶ副業プラットフォームとなるSkill Shiftは、都市部の人材が副業として自身の専門スキルを生かし、伴走支援しながら、地域課題解決の自走化の仕組みを作れる点が特徴。観光分野での副業人材活用推進は新しい試みになるとしている。
クラブツーリズムは、2021年から創造事業本部を設置。戦略的なアライアンスビジネスを進め、全国の地方自治体やDMOと連携協定を締結し、地域活性化のための取り組みを推進している。地域の多世代交流の促進や魅力の再発見、趣味嗜好を生かしたコミュニティの企画立案や運営サポートなど、地域に合わせた持続可能な支援を積極的に進めているという。
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