カリフォルニア州マウンテンビューにあるGoogle本社内の小さな公園で以前は見られた可愛らしい「Android」像が、現在は撤去されているという。かつては写真撮影スポットとして人気のあった場所は、像を撤去した後の空っぽの地面がむき出しの状態になっている。
Android Authorityの記事によると、ビジターセンターの外の公園に配置されていた複数の像は、非公開の場所に移されたという。
Googleの広報担当者は米CNETに対し、カリフォルニア州マウンテンビューにある本社キャンパスの再開発計画の一環として、Android像が撤去されたことを認めた。Android像は現在、倉庫で保管されて修理を受けており、「新しい家が見つかるまで」この状態が続くという。
Googleがいつ像を撤去したのかは不明だが、「Googleマップ」のレビューによると、撤去作業が始まったのはおよそ1カ月前とみられる。
Googleは、「Android 10」から採用している番号の命名規則に切り替える前は、「Pie」「KitKat」「Ice Cream Sandwich」などの菓子にちなんだ名前を、Android OSに付けていた。Android像は、さまざまな菓子にちなんで設計されていた。「Bugdroid」と非公式に呼ばれていたこのAndroidマスコットの像には、例えば、大きなロリポップを持ったモデルがあった。
Android Authorityによると、新型コロナウイルスの世界的流行により、この公園も長期にわたり閉鎖されていた。Googleマップ上の「Google Android Statues Square」のレビューには、廃墟のようなエリア全体の様子に「とても残念」であり、閉店した店舗は映画やビデオゲームに出てくる「世界滅亡後の店舗」のようだという書き込みがある。
Zachという別のユーザーは、星1つの評価とともに、「不毛の荒れ地と化している」ので「わざわざ来て時間を無駄にしないように」とアドバイスしている。
Googleは手入れもあまりしていなかったようだ。Jessica Atkinsさんというユーザーは、3カ月前に投稿したレビューで、像は破損していて色あせていたと綴っていた。腕がとれたIce Cream SandwichのBugdroidの写真をアップロードしたユーザーもいた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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