Appleは、複合現実(MR)ヘッドセットの発売を少なくとも数カ月遅らせることを検討しているという。Bloombergが米国時間1月14日に報じた。
Appleは、このヘッドセットを6月のWorldwide Developers Conference(WWDC)で披露し、年内にリリースする計画だったという。Bloombergは事情に詳しい関係者らの話として報じている。しかし関係者らによると、過熱、カメラ、ソフトウエアに関連する開発上の課題が生じ、当初のスケジュールを維持することが難しくなった。関係者らは情報が非公開だとして匿名を条件に語ったとBloombergは報じた。
開発が遅れていることから、発表は2022年末、あるいはそれ以降となり、発売は2023年にずれ込む可能性があると、関係者らはBloombergに語った。Bloombergの取材に対し、Appleの広報担当者はコメントを控えた。米CNETは電子メールでAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
ヘッドセットは、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の両方を搭載したハイエンドな製品になるとうわさされている。Appleはこれについて公にしていないが、事情に詳しい別の情報筋によると、この製品は何年もの間開発中で、これまでにも遅れが生じていたとBloombergは報じている。
データやイメージを現実の視界に重ねて表示することができる現在のARゴーグルより魅力的な製品の開発が期待されている。他社が開発したこれまでのARヘッドセットは、コンシューマーに訴求しきれていない。VRヘッドセットはARより成功しているかもしれないが、コアな一部のゲーマーの間でヒットしているにすぎない側面がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス