IDCは、世界AI市場に関する調査結果を発表した。2021年におけるAI関連ソフトウェア、サービス、ハードウェアの総売上高は3275億ドル(約35兆556億円)で、前年に比べ16.4%増えるという。2024年は5543億ドル(約59兆3323億円)になり、5年間の年平均成長率(CAGR)は17.5%と見込む。
3分野のなかで、2020年はソフトウェア分野が全体の88%を占めており、圧倒的に多かった。ただし、CAGRは分野中最低の17.3%。2020年におけるソフトウェア分野内の最大シェアは、AIアプリケーションの50%。一方、CAGRは32.7%のAIソフトウェアプラットフォームがもっとも高い。
サービス分野は、2020年の対前年比が13%増と伸び悩んだが、2021年は同17.4%増でAI市場全体をやや上回る。2024年の売上高は379億ドル(約4兆568億円)、それまでのCAGRは18.4%。サービス分野をITサービスとビジネスサービスに分けると、ITサービスが80%弱あった。成長ペースも、2024年を除きITサービスがビジネスサービスを上回る。
ハードウェア分野は、2020年のAI市場に占める割合は5%ほどと小さい。2024年の売上高は305億ドル(約3兆2647億円)。その82%をAIサーバーが占める。
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