玩具を販売している一部のAmazonセラー(マーケットプレイスの出品者)に対し、Amazonが事前に商品の安全性を証明する書類の提出を求めていなかったと、CNBCが米国時間9月11日に報じた。複数のセラーは、Amazonに玩具を出品してから2週間ほど経ったつい最近、所定の安全証明書類を作成するよう求められたという。
今回の報道に先立ち、The Wall Street Journal(WSJ)は8月、販売が禁止されているか安全性が証明されていない商品4000点以上がAmazonに出品されていたと報じた。これらの商品には、危険性に関する警告が表示されていない玩具と医薬品も含まれていたという。
CNBCの取材に応じたセラーによると、Amazonからメールを受け取ったのは9月で、すでに商品の販売を開始した後だった。
Amazonの広報担当者はCNBCに対し、サードパーティー業者による出品の「直後」に安全証明書の提出を求めていると説明した。また、セラーへのメールはWSJの記事を受けた対応ではないとしている。
「当社のストアで販売される全ての商品は、適用される法律や規制に準拠する必要があり、当社は販売業者に適宜連絡をとって安全性証明書を求めている」と、Amazonは電子メールで述べた。
Amazonは8月、WSJの記事に答える形でブログを投稿し、2018年には4億ドル(約430億円)を商品の安全に費やし、30億点以上の商品を出品前にブロックしたと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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