Appleは「Health Records API」を開発者や研究者を対象に公開したと発表した。
「Health」アプリの「Records」セクションでは、500を超える病院やクリニックの患者が、自分の「iPhone」上の1つの画面で整理された医療情報にアクセスすることができる。
米国時間6月4日付けのブログ記事の発表(WWDCではない)によると、同APIが開発者に公開されることにより、ユーザーは近いうちにこのデータをサードパーティーの「iOS」アプリに共有できるようになるという。
開発者は医療データを使用して、投薬追跡、疾患管理、栄養計画、医療研究向けのパーソナライズされたアプリを開発することができると、Appleは述べている。
また同社は、このデータをiPhone上で暗号化し、機密性を維持するための対策を講じているとして、ユーザーの懸念を払しょくした。特定のアプリに自分のデータを共有する場合、そのデータは直接アプリに転送され、Appleのサーバに送信されることはない。
「Health Records APIを、開発者と研究者で構成される当社の素晴らしいコミュニティーに公開することで、消費者は日常的に使用するアプリによって、自分に必要な健康管理をパーソナライズすることができる」と、Appleの最高執行責任者(COO)を務めるJeff Williams氏は記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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