Nokiaの工場で携帯電話が作られることは、今後二度とないだろう。しかし、同社は投資家に対し、Nokiaブランドのスマートフォンが2017年に発売されると約束した。
フィンランド企業HMDが発売することになる新型スマートフォンは、Nokia Technologies幹部陣が同社の「Capital Markets Day」イベントで行ったプレゼンテーションのスライドで、短く言及された。
そのスライドでは、Nokia Technologiesの今後2年間の見通しが説明されている。Nokia TechnologiesはNokiaブランドや、1980年代から開発してきたモバイル技術と特許のライセンス供与を担う部門だ。
同部門は2017年の計画について、「Nokiaブランドのスマートフォンへの復帰」とした。スライドの他の部分で述べられているように、この新しいNokiaブランドスマートフォンは、Nokiaのブランドライセンス供与モデルの一部でだ。このモデルでは、Nokiaがブランドと特許を管理する役目を果たし、Foxconnが研究開発と製造を担当する。
10年間にわたってスマートフォンでNokiaブランドを使用するライセンスを取得したHMDは、Nokiaブランドのスマートフォンとアクセサリの開発、マーケティング、および販売を担当する。HMDは今後3年間に最低でも5億ユーロをマーケティングに投資することを確約している。
HMDは2017年にNokiaブランドの「Android」スマートフォンを3機種発売する可能性があり、2016年中に製品を発表する見通しだと報じられている。
Android端末メーカーが大きな利益を得るのは困難だが、Nokiaは2016年に3000億ユーロの規模となったスマートフォン市場へのブランドライセンス供与に活路を見いだしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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