Walmartは米国時間6月20日、中国で展開する傘下のEコマースサイトYihaodian(1号店)をJD.comに売却することを発表した。JD.comは、中国第2位の電子商取引企業だ。
この売却は、WalmartとJD.comの新たな戦略的提携の一環として実施される。Walmartは、実店舗とオンラインストアの両方で、中国市場でのさらなる足がかりを得ることが容易になり、JD.comは最大のライバルAlibabaとの対抗に弾みをつけられる。
JD.comはWalmartに全株式の約5%に相当する約1億4500万株のクラスA株を発行する。JD.comは、Yihaodianのブランド、ウェブサイト、アプリを含むプラットフォーム資産の所有権を取得する。WalmartはYihaodianの直販事業運営を継続する。さらに、Sam's Club ChinaがJD.comにストアを開設し、JD.comが全国規模で展開する倉庫及び配送ネットワークを通じて即日および翌日配送サービスを提供する計画だ。
JD.comは、Yihaodianの強力な事業を食料品や家庭用品といった主力分野で利用する計画だ。Walmartも食料品サービスが、米国で同社のEコマース成長の鍵になると見ていた。
Walmartは2012年、Yihaodianの経営権を取得し、2015年に完全子会社化していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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