梅雨に入ると雨が続くものの、たまに晴れて蒸し暑くなる日もある。そのようなときに長い傘を持って出かけると、邪魔なので持て余す。朝から降っていれば当然持って出るが、曇り空だと迷ってしまう。
そんな天気のはっきりしない朝には、天気予報を表示してくれるスマート傘「TARAbrella」があるとよい。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
TARAbrellaは、6時間後までの天候を予測し、持ち手のLEDで教えてくれる傘。LEDが光っていなければ晴れまたは晴れ時々曇り、青く点滅していれば曇りまたは小雨、青く点灯していれば雨、という意味で、出かけるときに一目で雨になるかどうか判断できる。
スマートデバイスの多くがこの種のスマート機能をスマートフォン連携で実現させているのに対し、TARAbrellaは内蔵の気圧計と湿度計のデータを参照して天気予報を表示する。そのため、スマートフォンを取り出してアプリを起動することなく天気を確認できる。スマートフォンと連携させる手間もかからない。
さらに、TARAbrellaは置き忘れ防止機能も備えている。以前紹介した同様のスマート傘「HAZ」と「Davek Alert」は、いずれもスマートフォンと連携させる必要があった。これに対しTARAbrellaは、取り外し可能な無線タグと傘本体の距離が約30フィート(約9m)離れるとブザーを鳴らして警告してくれるので、より簡単かつ確実に置き忘れを防げる。
また、石突(傘の先端部分)内部にLEDが組み込まれていて、光るようになっている。自動車などからの視認性が高まるので、雨や霧で見通しの悪い夜道を歩く際に光らせると安全だ。
傘の骨などには軽く丈夫なカーボンファイバーが使われていて、重さがわずか198gしかなく、開発チームは「iPhoneよりも軽い」としている。開閉時に動かすランナーは指を挟みにくく、持ち手も独特の持ちやすい形状だという。
充電はクレードルに引っかけるだけなので、玄関脇の壁にクレードルを取り付けておけば部屋に傘を持ち込まなくて済む。また、出かける際にTARAbrellaのLEDを見て持って行くかどうか判断できるため、便利だ。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間6月13日14時)で約1万1000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと18日ある。
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