Googleは「Windows」版および「Mac」版の「Google Chrome 51」をリリースし、開発者やユーザーに多くのセキュリティ修正や新機能を提供した。
Chrome 51は新しい「Credential Management API」を導入している。これで各サイトへのサインインがもっと簡単になるはずだ。開発者はこのAPIを利用することで、ユーザーが一度サインインすれば、再訪時に自動でサインインできるよう設定できる。
このAPIは、「Android」ユーザーがデスクトップとモバイルを切り替えながら使う場合に、より大きなメリットが得られるだろう。「Chrome」は、ブラウザのパスワードマネージャに認証情報を保存しており、Googleの「Smart Lock for Passwords API」を組み込んだAndroidアプリと同期できる。
また、オフスクリーンレンダリングの負荷が軽減されている。これによって人気の高いモバイルサイトでの電力消費を最大30%減らすことができるとしている。この機能の狙いは、動画やソーシャルウィジェット、広告がデバイスのバッテリに及ぼす影響を最小限に抑えることだ。
Googleはさらに、Chromeのバグ発見報奨金プログラムの下でセキュリティ研究者に総額約6万5000ドルを支払ったことを明らかにした。Chromeに見つかったセキュリティの問題を合計42件修正している。このうち、24件について基本情報が公開されている。9件は深刻度が「High」(高)で、10件が「Medium」(中)、4件が「Low」(低)となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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