Googleは米国時間5月24日、ブランドや企業向けに、「Google Maps」上に広告を出す複数の新手法を発表した。その中には、 ユーザーがスマートフォン上でナビゲーション機能を利用しているときに、たとえばShellやMcDonald'sの広告を表示して、ユーザーがガソリン補給やハンバーガーのために立ち寄るよう仕向けるものもある。この広告は、「Add stop?」(経由地に追加)と書かれたボタンとともに、画面の最下部に表示される。
この変更は、ユーザー数が10億人を超えるGoogle Mapsからさらに収益を上げようとするGoogleの新たな取り組みの一環だ。
Googleの検索広告サービス「AdWords」の製品管理担当バイスプレジデントを務めるJerry Dischler氏は、5月23日の報道機関向け説明会で、「(Google)Mapsは、世界を移動する方法を根本的に変えた」と述べた。
Googleはまた、人々が同社の検索エンジンで年間「何兆件もの」検索を実行し、その半数以上が電話とタブレットによるものだと指摘した。それらのモバイル検索のうち、3分の1近くは位置情報に関するものだ。
別のタイプの広告は、ユーザーがスマートフォンに費やす時間すべてを利用しようと試みる。たとえば、ユーザーが最寄りの電器店を検索すると、Google Mapsは「Promoted pin」を表示できる。これは一見、Google Maps上で友人の家や公園などを検索したときに現れる通常のピンのようだが、その位置に企業ロゴが表示される。つまり、Best Buyの広告ピンなら、黄色の値札のロゴが表示され、10%引きの電話アクセサリを宣伝するかもしれない。
Dischler氏は、今のところPromoted pinの表示を消す方法はないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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