ドイツの自動車メーカーBMWは、今後5年以内に同社初の完全な自動運転車を実用化する意向だ。最高経営責任者(CEO)Harald Krueger氏が明らかにした。
Krueger氏はミュンヘンで開かれた年次株主総会で、BMW初の自動運転車をリリースするという野心的な計画を表明した。同社は現在、電気自動車シリーズ「BMW i」に大きな力を注いでおり、完全自動運転車への移行はこうした戦略の延長線上にあるものだとKrueger氏はみている。
「当社は2018年に『BMW i8 Roadster』をリリースする。続いて2021年には『BMW i NEXT』が続く。新たな革新の原動力となるi NEXTは、自動運転機能やデジタル接続機能、インテリジェントな軽量設計、まったく新しいインテリアを備え、最終的に次世代の電気自動車を路上にもたらす」とKrueger氏は述べた。
「われわれの目標はすでにはっきりしている。自動運転分野でナンバーワンになることだ」とKrueger氏は述べ、そのうえでBMWの最優先事項は「自動車の安全性と顧客の個人データのセキュリティ」であり、「そこが他のメーカーとは異なる点だ」と主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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