Kickstarterが、音楽サブスクリプションサービスDripの買収を発表した。Dripは、発表していた閉鎖を翌日に控えた瀬戸際のタイミングで、クラウドファンディングプラットフォームKickstarterに救われることになった。
Dripは、5年間のサービス提供を経て米国時間3月18日に閉鎖する予定であることを2月に発表していた。しかし、Kickstarterは17日、Dripの共同設立者Miguel Senquiz氏がKickstarterの一部として運営を継続することをブログ投稿で発表した。今回の取引は通常と異なり、Kickstarterが提供するクラウドファンディング形式の入札ではなく、同社自身が手がけているようだ。
Dripは2011年、「デジタルレコードクラブ」の1種としてサービスを開始している。会員は、レーベルあたり10ドルを支払うことで、DominoやSub Popといったレコード会社から複数のデジタルリリースを毎月受け取っていた。同サービスは開始以来、レコードレーベルに加えて個々のアーティストも含むよう拡大してきている。
Kickstarterは今回の発表を伝えるブログ投稿で、「Kickstarterにいるわれわれの多くが長年、Dripには感心させられている。根本的な部分において、われわれは似たような道を進んでいる。アーティストとオーディエンスのつながりを強め、より活気に満ちてクリエイティブな文化に向けた状況を育成することは、Kickstarterでの作業の中核も成している」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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