ヤフーは、プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)方式の屋内位置情報サービスを手がける米国企業IndoorAtlasと提携し、日本国内のさまざまな施設で屋内位置情報サービスを提供していく。これにより、屋内における位置検索や道案内のサービス品質を向上させ、新たな広告サービスも実現できると見込む。
IndoorAtlasの位置検出技術は、スマートフォンの磁気センサを利用し、建物の影響で乱される地磁気の状況から屋内でも正確に居場所を特定可能だという。データ管理などに使うクラウドベースのサービスを用意しており、モバイルアプリに位置検索や道案内などの機能を搭載できる。
IndoorAtlasのサービスを利用することのメリットについて、ヤフー執行役員でメディアカンパニー長を務める宮澤弦氏は「(屋内の各所に設置する)ビーコンに依存しない、インフラ不要の“インフラフリー”ソリューション」と説明する。
なお、IndoorAtlasはヤフーと結んだ契約の内容を公表していない。契約金額についても当然明らかにしていないが、IndoorAtlasはフリーミアムモデルをベースとする月間アクティブユーザー数基準の価格体系をメリットとして挙げた。
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