NHN comicoは2月2日、漫画アプリ「comico(コミコ)」のタイでの提供を開始したと発表した。comicoの海外進出は、2014年7月の台湾、2014年10月の韓国に続く3カ国目となる。
タイではNHN comicoの親会社であるNHN Entertainmentのグループ会社「NHN Entertainment Thai」を通じてサービスを提供。「ReLIFE」「ももくり」「ミイラの飼い方」をはじめとする日本の20作品を公開するほか、「comico 台湾版」(7作品)、「comico韓国版」(10作品)の人気作品も公開する。
さらに、タイで作家や作品を発掘し、「comicoタイ版」に集約して同国内で公開する取り組みを実施。タイの作家によるオリジナル作品48作品を公開する。
経済産業省が2015年12月に公表した「コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性」では、タイ首都バンコク在住15~54歳男女の26%が、「よくみるマンガ/アニメは日本のコンテンツ」と回答。また、「Japan Festa in Bangkok」や「Japan Expo Thailand」をはじめとする日本のポップカルチャーやファッション、マンガ、アニメをテーマにしたイベントが数多く開催されるなど、日本のコンテンツは好意的に受け入れられているという。
NHN comicoでは、タイにおける日本のコンテンツに対する関心の高さなどに注目し、comicoのサービス開始を決定した。なお、Android版とPC版を先行公開し、iOS版は2016年内に公開する予定だという。
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