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[ブックレビュー]睡眠を考える--「眠っているとき、脳では凄いことが起きている」

インターシフト
詳細:単行本 / 208ページ / インターシフト / 価格:2268円 / 著者:ペネロペ・ルイス / 監修:西田美緒子 / 発売日:2015/11/20 / 外形寸法 (H×W×D):19.6cm×13.6cm×1.9cm / 重量:0.3 kg
内容:睡眠はただ体を休ませているだけではなく、記憶の整理や発想力や洞察力を鍛えるといった働きも含んでいるという。良い睡眠をとるためにはどうすればいいのか。また睡眠を効果的にとるには何が必要か。眠りを脳神経科学者である著者が解析する。
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 ヒトだけではなく、あらゆる生物が生命活動を維持していくために必要な「睡眠」。なぜ眠る必要があるのか、眠っている間に脳では何が起きているのか、眠らないとどうなるのか、脳神経科学者である著者が、睡眠と脳の働きについて、一般の人にも分かりやすく教えてくれるのが本書だ。

 睡眠不足に陥ると、判断力が鈍ったり、集中力がなくなったり、イライラしたりする。誰でも経験のあることだろう。ではなぜ、睡眠不足になるとそのような状態になるのか。それは、脳の働きに関係しているのだと言う。本書では、そのしくみについても、イラストを交えて詳しく解説されている。コーヒーを飲み過ぎることや、寝酒の習慣が、いかに脳そのもの、ひいては睡眠に、どれほど悪影響を及ぼすことかも分かる。

 眠ることは、「記憶」にも関係がある。「眠っている間に記憶が定着する」という話を、聞いたことがあるだろう。眠っている間に、脳が記憶を整理しているのだと言う。その過程でさまざまなタイプの「夢」を見る。夢と記憶については、まだ解明されていないこともあるそうだが、質の良い睡眠を取って、記憶力を高めたい人は、本書を読んで、いくつかのアドバイスを実行する価値はある。

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