IBMとAppleの提携による取り組みがエンタープライズ分野で拡大を続けている。IBMは新たに、自社が開発した「IBM MobileFirst for iOS」アプリ数が100本に達したことを明らかにした。
Apple製ハードウェアとIBM製ソフトウェアを最近導入した企業にAir Canada、AXA、Coca-Cola Amatil、日本郵政グループ、Vodafone Netherlandsがあるが、ほかにもいくつかの新規事業として、Abu Dhabi Islamic Bank、Bosch BSH、SASなどが仲間入りした。
IBM MobileFirst for iOSパートナーシップは興味深い取り組みだが、その理由は、初期のAppleが実質的に「反IBM」を掲げていたことだけではなく、モバイル機器で行う場合にどの業務が効果的でどの業務がそうでないかを見極めるのに、かなり力を入れているとみられることだ。
IBMは、アプリのリリース数が100本となったことを明らかにするとともに、次世代のMobileFirstソフトウェアについても興味深いコメントをしている。
「IBMは、今後リリースする多数のIBM MobileFirst for iOSアプリに『Watson』のコグニティブ機能を統合する予定だ。それにより、アプリは従業員や顧客のニーズを継続的に学習することが可能になり、利用が進むにつれて効率的にデータを積み上げることができる」(IBM)
他の大手ソフトウェア企業がビッグデータ分析アプリの提供と構築を同時に達成している例をほとんど見かけないだけに、これは素晴らしいことだ。ビッグデータ分析は、企業の最高経営責任者(CEO)から職場の隅々まで行きわたる、よりスマートな意思決定を可能にする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス