乗馬のテクニックを競う馬術は優雅に見えるが、激しく動く馬を乗りこなし、馬とタイミングを合わせて障害を飛び越える激しいスポーツだ。馬との信頼関係を築くためにも、日頃のトレーニングの積み重ねが欠かせない。
そうしたトレーニングの効率を高めるスマートデバイス「Balios」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。
Baliosは、鞍の腹帯に取り付けて使う馬用のウェアラブルデバイス。スマートフォンとの通信機能や加速度センサを搭載しており、トレーニング時の馬の動きを記録できる。
トレーニング中のデータはBalios内のメモリーに保存するので、スマートフォンと連携させる必要はない。単純に馬の動きを記録するだけでなく、馬の健康状態や運動量が適切かどうか判断するためのデータも取得する。スマートフォンと通信できる状態になると、保存済みデータが転送され、アプリでさまざまな分析ができる。
アプリでは、走った時間や走り方、跳躍の回数などを確認可能。トレーニング時にBaliosとスマートフォンを連携させておくと、走行ルートのトラッキングや跳躍の細かなデータも得られる。
馬の体を守るため、馬が跛行(はこう)と呼ばれるおかしな歩き方や走り方をすると、直ちにアラームで教えてくれる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月7日まで。目標金額の5万ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間11月6日14時)ですでに約7万7000ユーロの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力