Fortuneは米国時間5月14日、Appleによる「HomeKit」のリリースが6月から8月に延期されると報じたが、Appleはこれを否定した。
2014年6月にAppleの年次開発者会議「Worldwide Developer Conference(WWDC)」で初めて発表されたHomeKitは、「iOS」による共通の制御インフラを中心にして、人気の高いスマートホーム機器を管理するものだ。HomeKitを使えば、ネット接続された照明、ドアロック、サーモスタットなどの器具を携帯電話やタブレットのOSで制御できるようになる。
通知機能のサポートや「Siri」で作動させる音声制御機能もある。これらの機能については、1月にラスベガスで開催された「2015 International CES」で、SchlageやChamberlainといったHomeKit対応製品を提供するスマートホームメーカーが展示していた。
HomeKitの機能と仕組みに関するそれ以上の詳細は、これまで把握するのが困難だった。Fortuneの情報筋によると、HomeKitのベースとなるコーディングが電池で駆動する小型機器のメモリを消費し過ぎていたため、これを縮小して扱いやすくするのにAppleはさらに時間を要したという。
Appleの広報担当者はこうした詳細に触れないまま、次のように述べた。「HomeKitは数カ月前から利用可能で、HomeKitアクセサリを販売しようとするパートナーが既に何十社も存在する。6月に最初の製品がリリースされることを期待している」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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