セガゲームスは、スマートフォン利用の中心年齢層ととらえている10代後半から40代を対象とした、スマートフォン利用動向をまとめた「アプリ利用実態調査」を発表した。
この調査は、スマホゲーム分野に特化した白書「スマホゲームユーザー解体新書」をまとめるなど、セガゲームスのセガネットワークス カンパニー内でスマートデバイスやスマホゲームに関する市場調査・分析を行っている「ゲームスタイル研究所」が実施したもの。調査期間は2015年3月1日から3日まで、15~39歳の男女1400人を対象に外部調査機関によるインターネット調査によって実施。
まず普段使用しているアプリジャンルについて、15~49歳におけるスマートフォン保有者のゲームアプリ利用率は、2015年3月時点で61%。この数字は1年前と比較してほぼ横ばい。また「地図/交通/ナビゲーション」「SNS」に次いで3番目に高く、ゲームアプリは引き続き高い利用率になっているという。
また、他のジャンルでは「SNS」や「ヘルスケア/フィットネス」「ファイナンス」といった生活向上系アプリの利用率が上がってきており、ゲームや調べものをする時だけでなく、消費者の生活のあらゆる場面にスマートフォンアプリが溶け込んでいる様子がうかがえるとしている。
ゲームアプリ利用者のゲームアプリ平均利用個数は3.89個。この数字は1年前に比べやや増加しているという。各ジャンルのアプリ利用者における平均アプリ利用個数からみても多く、ゲームアプリは他のジャンルのアプリと比べ、複数個を同時並行で利用されている傾向が見られる。
性別ならびに年代別のゲームアプリ利用状況を見てみると、15~24歳のゲームアプリ平均利用個数が男女共にやや減少しているものの、数値自体は4個を超え高い水準をキープ。一方、35~49歳では男性の利用率が5ポイント上昇し、女性と同様50%を超えている。また、同年代の女性では平均利用個数が大きく増加。このことから、手軽に遊べるカジュアルゲームが増えたことで、ゲームアプリがより広い年代に浸透してきている様子がうかがえるとしている。
同社では、15~49歳におけるスマートフォン保有者のゲームアプリ利用率は1年前と比べほぼ横ばいながら、利用個数はやや増加、なかでも男性の25~34歳、女性の35~49歳で増加していることから、誰でも手軽に遊べるカジュアルゲーム、家庭用ゲームやPCオンラインゲームのようなやりこみ度の高い本格ゲーム、マルチプレイのゲームなど、以前に比べゲームの選択肢が格段に広がったことによって、利用個数が増加したことにつながっていると推測している。
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