GoogleのモバイルOS「Android」の生みの親であるAndy Rubin氏は、同社で始まったばかりのロボットに関する取り組みを指揮するよう1年ほど前に任命されていたが、同社を退職する。
Googleの最高経営責任者(CEO)Larry Page氏は「Andyが次にやることでの成功を祈っている」と声明で述べた。「彼は、Androidによって実に驚くべきものを作り上げた。10億以上のユーザーとともにだ。どうもありがとう」(Page氏)
Rubin氏の退職は、Googleのロボット事業にとって痛手となる可能性がある。同社は多額の資金をロボット事業につぎ込んでおり、それにはBoston DynamicsやAtlasの買収が含まれる。Page氏は、Googleにとって最大の収益源である検索や広告事業以外の分野に大きく賭けており、同社は将来的に収益源となる分野を模索しているところだ。
ロボットグループに同じく所属するJames Kuffner氏が、同事業の指揮を引き継ぐと、この件を最初に報じたThe Wall Street Journalは述べている。Rubin氏は、技術ハードウェアを開発するスタートアップ向けのインキュベーターを設立すると同紙は述べている。
Rubin氏は、ゼロから起業して意欲的なプロジェクトに取り組むというキャリアを積んできており、ロボットやモバイルコンピューティングに何度か注力してきている。同氏がGoogleに加わったのは2005年で、同氏のモバイルOSスタートアップAndroidをPage氏とGoogleが買収したときだ。Rubin氏は1986年、光学機器メーカーCarl Zeiss AGでロボット工学エンジニアとして自身のキャリアをスタートさせている。その後、AppleやMicrosoftでも勤務している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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