ここでは、5月16日に報じられた主な海外ITニュースをまとめて紹介する。
Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるLarry Page氏が、株主総会を前に年次の「Founder's Letter」を発行した。「情報はGoogleの中核」と言うPage氏は、毎月1000億回を超える検索がGoogleで実行されており、そのうちの15%がそれまで検索されたことのない新しいクエリであると指摘する。また検索結果の単なる羅列ではなく、質問に対する直接的な回答を提供できるように努力しているとPage氏は述べ、「Voice Search」(音声検索)が現在、38言語に対応していることを付け加えた。しかし、このような進歩にもかかわらず、「努力をしなくても正しい情報を必要な瞬間に入手できるという、私の夢見る検索エンジンからは果てしなく遠い」ことをPage氏は認めた。
Appleは米国時間5月15日、「OS X Mavericks v10.9.3 Update」を公開した。OS X Mavericks 10.9.3 Updateは、すべてのMavericksユーザーに推奨されており、「Mac Pro(Late 2013)」等における4Kディスプレイサポートの向上、連絡先およびカレンダーのMacと「iOS」デバイス間でのUSB接続を使用した同期機能の追加、IPsecを使用したVPN接続の信頼性の向上などが含まれている。
Electronic Frontier Foundation(EFF)は、政府機関からユーザーデータの開示を求められた場合のハイテク企業の保護対策を調査した。多くの大手ハイテク企業で、データ保護方法の開示に加え、データ管理方法(そして、言うまでもなく、世界中の政府および法執行機関からのデータ開示請求の頻度)に関する顧客への情報提供について、かなりの進展が見られた。2013年には6つ星評価を獲得したのはSonic.netの1社だけだった。2014年には、Sonicに加えてApple、Credo Mobile、Dropbox、Facebook、Google、Microsoft、Twitter、Yahooに星6つの最高評価が与えられた。
米連邦通信委員会(FCC)は米国時間5月15日、各ネットワークにおける優遇措置に対して、通信事業者やブロードバンド事業者がコンテンツプロバイダーに料金を請求できるようにすることを、3対2で可決した。また、FCCは、ブロードバンド企業がトラフィックを低下させたり完全に遮断したりできないとの規定も設けた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来