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デジタルサイネージの情報発信でスーパーや放送局、通信など連携

別井貴志 (編集部)2014年05月08日 19時04分

 フジテレビ系列の岡山放送(OHK)、岡山県を地盤とするスーパーマーケットである山陽マルナカ、ストリートメディア、NTT西日本は5月8日、デジタルサイネージを利用した地域消費情報配信サービス「OH!マルナカTV」を5月9日から開始すると発表した。また、ストリートメディアは、今回のサービス開始に伴い、環境エネルギー投資、DBJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなどから総額2億円の資金を調達したことも発表した。

高さ約1.8メートルで、消費者の視線の高さにあった縦型サイネージ端末。店舗の入り口や店内に設置 高さ約1.8メートルで、消費者の視線の高さにあった縦型サイネージ端末。店舗の入り口や店内に設置

 地上波テレビのOHKが持つ「地域情報の信頼性」、ストリートメディアが培ってきた「デジタルサイネージの運営技術とノウハウ」、街なかにおける新しい生活文化の創造をめざした「スマート光タウン構想」を推進するNTT西日本の「ネットワーク」を組み合わせて、岡山県域の山陽マルナカ全54店舗において消費者向けの情報配信サービスを提供する。配信するコンテンツは、動画や音声により、スーパー内の商品やサービス情報、デジタルサイネージを設置した各店舗周辺のコミュニティ情報、OHKの番組、地域情報などだ。マルナカTVでは、毎日数万人規模の人通りがある消費の現場で、誰でも、わかりやすく、使い勝手のよい情報を提供することで、地域の消費や行動の活性化に貢献することを目指すという。

 さらに、より楽しく、より便利な買い物を実現するために、今後はサイネージとスマートフォンを連動させたサービスなども展開していく予定だ。そして、サイネージをO2Oやネットスーパー、OHKの地域情報番組と連携させて、消費者の状況に応じてどこからでも同じように商品を購入できる環境を実現するオムニチャネル化を推進していく。

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