Facebookは米国時間4月10日、「News Feed」に表示される「スパム的な内容」を削減するために、コンテンツの優先表示や非表示を決定するアルゴリズムをさらに改良したと発表した。
今回の変更によって、誤解を招くリンクや、「Like」(いいね!)ボタンの押下を求める内容(別名Like-baiting)、再共有されるコンテンツが特に影響を受けることになる。結局のところ今回の変更は、Likeボタンの押下やコメントを懇願したり、ほとんどが広告で構成されたウェブサイトにユーザーを誘導するようなおとりリンクを作成することで自らのコンテンツを無理に広めようとするPageやマーケターにペナルティを科すためのものだ。
スパムを標的とするFacebookの今回の取り組みは、ミームの表示を減らすといった、News Feedに対する先の変更に続くものである。すべての変更は、一般ユーザーを念頭に置いたNews Feedの品質向上という名のもとに実施されている。しかしFacebookによるこれらの変更は、多くのマーケターにあまり受けが良くない。というのも彼らは、変更のたびにPageによってリーチされるフォロワーの割合が減少していることに気付いているためだ。
Facebookによる今回の変更は、理論的にユーザーをスパムから守るためのものだが、マーケターらはFacebookのLike-baitingの定義に異議を唱えるのは間違いない。
Facebookは「『Like-baiting』とは、投稿が通常望める以上の露出を実現するために、News Feedの読み手にLikeボタンの押下やコメント、共有をあからさまに求めるという行為だ」と述べたうえで、「人々はしばしば、そういったアクションを求める投稿に応えるため、それらの投稿はより多くの人々の目に触れることになり、News Feed上でより上部に表示されるようになる」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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