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孫氏の米国講演と、米国の携帯通信会社事情--T-Mobileが注目の理由

特集

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 日本で通信業界の再編に尽力した人物といえば、真っ先に孫正義氏を挙げるだろう。特にインターネットの普及、そして携帯電話のルールそのものを変え、スマートフォンの時代を日本にもたらした立役者といってもいい。AppleのSteve Jobs氏とはiPhoneが発売される以前から、携帯電話端末に関する会話をしていたことも知られている。

 孫氏は米国へと拠点を移しつつある。シリコンバレーにソフトバンクのオフィスを構え、自身の邸宅も構えた。東京などから優秀なスタッフを米国へ配属し、日本で起こした通信革命を米国でも再現すべく、挑戦が始まった。ご存じの通り、米国の携帯電話会社第3位のポジションにあるSprintを買収し、再編の足がかりとした。しかしSprintだけでは、再編までほど遠いと見ているようだ。

辛口番組などのインタビューに応じた孫氏

 孫氏は先月ワシントンを訪れ、自身の米国での考えを広める活動を行ってきた。政府関係者、議会、業界団体と報道陣が出席した300人規模の講演会の壇上に立ち、またチャーリー・ローズ氏が司を担当する名物トーク番組などにも出演もした。

 孫氏の狙いは、現在業界3位のSprintと業界4位のT-Mobile USAの統合により、1位のVerizon Wireless、2位のAT&Tに対して、明確な第三勢力として競争を仕掛けることだ。ただし、通信業界の再編には、米国の規制当局の理解を得ることと、米国T-Mobileの親会社であるドイツのT-Mobileに売却しても良いと思わせることの2点が重要だった。

 孫氏はSprintとT-Mobileの統合を直接は訴えなかったが、現在の米国における携帯電話会社の状態は健全な競争状態でなく、米国民がスマートフォン化でより高い通信料の支払いを余儀なくされている点を強調した。日本では以前3番手のキャリアだが、スマートフォンへの対応、成長、技術的な面での成果を背景に、米国でも、T-Mobileとの統合を果たしたら、大胆に価格面・技術面で3番手から1番手を狙う考えを示した。

LTEに伴って、割高になった?

 筆者は2011年から米国で暮らしており、iPhone 4SをVerizon Wirelessで契約して米国の携帯電話を利用し始めた。当時iPhoneはLTEに対応しておらず、日本で利用していたHSPA回線と比較すると3年ほど時代を逆戻りしたようなサービス水準だったことを覚えている。それだけ、iPhoneが日本にもたらされたとき、日本のネットワークは第3位のソフトバンクであっても、充実し快適であった。

 また利用料金についても、米国は決して安くなかった。日本では3G中心だった時代は毎月のパケット利用に特に制限が付いていなかった。LTEになっても、7Gバイトと通常の利用では十分な金額だ。しかしiPhone 4Sを契約したVerizonでは、1台40ドルのファミリープランで700分の通話時間を共有し、スマートフォン1台ごとに30ドルで2Gバイトのデータ通信プランを追加していた。とにかくデータ部分の条件が日本より厳しかった。

 家族2人がそれぞれ2Gバイトのデータプランを付けてiPhoneを使うと、月額料金は130ドルだ。

 iPhone 5がリリースされた2012年、LTEの普及が進むと、ネットワークのスピードは飛躍的に改善された。筆者の自宅は特に通信条件が良く、規格の上限に近い下り30Mbpsのスピードが出る。この数字は、米国に引っ越した当初に利用していたAT&TのDSL回線の5倍、現在利用しているComcastのケーブルネット回線の1.5倍の速度だ。それだけに、データ通信の料金が高いことに、不自由さを感じざるを得ない。

 現在VerizonもAT&Tも、通話とText(SMS)無制限でデータ通信枠を家族や複数端末で共有するシェアプランへと移行している。まずデータ通信の料金を決める。例えば1Gバイトなら月額40ドル、2Gバイトなら50ドル、3Gバイトなら60ドルといった価格だ。ここに、スマートフォンなら1台月額45ドル、タブレットなら月額10ドルを「参加」させ、データ部分を共有する。

 個別回線ごとにデータ契約をしなくて良くシンプルになる。またタブレットも使いたいユーザーにとっては負担が減る点もメリットと言える。しかし筆者のように家族2人でiPhoneを利用する場合、既存の料金プランのように2Gバイトずつ、合計4Gバイトのデータプランを付けた場合、月額料金は150ドルになってしまい、20ドル高くなってしまう。

 通話とText中心の収益からデータ中心へとシフトとした料金プランの仕組みと言えるが、決してユーザーにとって負担が減ったわけではない。孫氏が指摘していたのはこの点だったと言える。

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