Twitterで誰かをブロックしたら、そのユーザーは自分のツイートを閲覧できなくなると考えている人がいるかもしれないが、それは間違いだ。
これまではそういう認識でよかったが、Twitterサービスのアップデートによって、ブロック機能の仕組みが変わったようだ。誰かをブロックすると、あなたはそのユーザーの活動を全く閲覧できなくなるが、ブロックした相手はこれまでと同じようにあなたの活動をすべて閲覧できる。基本的に、これは不快なユーザーをミュートするのと同じことだ。
Twitterはブロック機能に関する新しいポリシーの中で、「アカウントを公開している場合、ユーザーをブロックしても、そのユーザーはあなたをフォローしたり、ツイートへの反応、またはタイムラインでの更新情報の受信を行うことができます」としている。
Twitterが米CNETに述べたところによると、新ポリシーの実際の目的は、ユーザーがブロックした相手から嫌がらせを受けるのを防ぐことだという。ほかのユーザーをブロックすると、ブロックされたユーザーはそれに気づいたときに動揺して、ブロックを実行したユーザーにほかの方法で(往々にして攻撃的に)嫌がらせをすることがよくあるという事実を、Twitterは確認している。
新しいシステムでは、ブロックされたユーザーは自分がブロックされたことを知ることができない。ブロックを実行したユーザーは、避けようとしている相手のTwitterでの活動を閲覧できなくなるだけだ。
実のところ、Twitter上では、ブロック機能が変更されたことに気づいたユーザーから、非難の声が多く上がっている。これまで、ブロック機能は誰か(例えば、ストーカー)に自分の行動を見られるのを防ぐ手段だったが、その目的で同機能を利用することができなくなった、と感じるユーザーが多いようだ。
しかし、Twitterの方針では、たとえ誰かをブロックしても、ブロックされたユーザーがブロックを実行したユーザーの公開プロフィールを閲覧するのを防ぐ方法はない。
(編集部注:Twitterは米国時間12月12日夜、同社のブロックポリシーを変更前の状態に戻すことを発表しました。詳しくは、「Twitter、ブロックポリシーを変更前の状態に--ユーザーからの批判を受け」をご覧ください)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力