これまで謎に包まれていた「Google Barge(Googleのはしけ)」だが、ここへきて徐々にその正体が明らかになっている。
The San Francisco Chronicleの新たな記事によると、サンフランシスコ湾内で現在建築中のこの巨大構造物は、複数の帆で覆われた展示用スペースになる予定だという。またこの建造物は、1度に1カ月程度の期間で湾内のさまざまな場所に停泊し、その後は西海岸のその他の都市に向けて出港することも意図されているという。
Chronicleの記事はサンフランシスコ市港湾局から入手した文書に基づいており、米CNETもサンフランシスコにあるCBS系列の放送局KPIXから同文書を入手している(米CNETもCBSの傘下)。この文書には、はしけを基礎とした構造物についての計画が詳細に記されており、米CNETはこの建造物とGoogleとのつながりについて最初に報じている。
情報公開法要請に基づいてこの文書を取得したChronicleによると、この構造物の建築業者はこの建造物の用途について一部を詳しく説明している。
このプロジェクトの当事者によると、このはしけ上の構造物は輸送用コンテナを再利用して組み立てられており、完成すると高さ50フィート(約15.24m)、全長250フィート(約76.2m)になり、その周囲には帆が配置されるという。これらの帆は「魚の尾を連想させる」形状で、訪れた人々に「実際に航海可能な船舶上にいることを感じてもらう」ためにあるという。
同チームは、おそらく控えめに言っても「構造物は目立つものになる」と述べている。
はしけに関する文書を提出したBy and Large LLCは、この船舶のことを「スタジオ」および「一時的なテクノロジ展示場」と呼び、その目的は「ウォーターフロント地区を訪れる人々を増やすこと」だとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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