「Windows 8」は徐々にユーザーを獲得しているものの、そのペースは速いとは言い難い。
ウェブ調査会社Net Applicationsによる2013年2月の調査では、Microsoftのこの最新OSは全世界のトラフィックのうちの2.67%を占めていたという。また、同OSは調査対象の全OSのなかで、「Windows Vista」に次いで4位につけており、その後には僅差でAppleの「OS X 10.8」が続いている。
とは言うものの、2012年11月の1.09%や12月の1.72%から躍進した2013年1月の2.26%という値から比べると、ほんの少ししか増加していない。
「Windows 7」は1位を維持しているものの、そのシェアは前回調査とほとんど変わらない44.55%となっている。また、2位には38.99%と若干シェアを落とした「Windows XP」がつけている。それに続きWindows Vistaが、徐々にシェアを落としながらも何とか5.17%のシェアを確保している。
Windows 8は少なくともWindows 7の時と比べると、シェアの獲得に苦労していると言えるだろう。
両バージョンのWindowsは、別の年の10月に正式リリースされている。Windows 8は2012年10月、Windows 7は2009年10月だ。Net Applicationsによると、Windows 7は2010年2月の時点で既にトラフィックの9%以上を占めていたという。
もちろん、Windows 8は異なるタイプのOSだ。タッチスクリーンのタブレットと従来型PCの両方に向けて設計されている。このため、既存のPCユーザーや新たなタブレット購入者に対してWindows 8搭載端末を検討する気にさせようとするにあたって、困難が生じるのはもっともだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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