Appleは米国時間12月20日、サンノゼの連邦地裁判事に対し、複数のサムスン製携帯電話の販売差し止め請求を却下した今週の裁定に不服申し立てを行うと述べた。
米連邦地方裁判所のLucy Koh判事は今週、サムスン製品26機種の販売差し止めを求めたAppleの請求を却下し、権利を侵害している機能はいずれもさらに大きな機能セットの一部でしかなく、販売禁止は広範過ぎると述べた。その裁定は、主に旧モデルで構成されるそれらのデバイスをサムスンが今後も米国で販売できることを意味した。
販売差し止めを求める今回の取り組みは、8月の陪審評決を受けて行われた複数の取り組みの1つだった。その陪審評決は、サムスンが複数のApple特許を侵害していることを認定し、同社に10億5000万ドルの損害賠償金の支払いを命じた。この金額は今後調整される可能性がある。
米CNETは今回の不服申し立てについてAppleとサムスンにコメントを求めたが、すぐに回答を得ることはできなかった。
今回の不服申し立ての前日、サムスンは、本訴訟の争点となったApple特許の1つが先頃、再審査され、同特許が主張する21件の権利すべてが米特許商標庁(USPTO)によって却下された、と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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