Lent & Borrowedは、本やDVD、お金などの貸し借りについて記録できるアプリだ。お金はともかく、たくさんの本やDVDを複数の人と貸し借りしていると、どれを誰に貸していたか、どれを誰に借りていたか忘れてしまうのはよくあることだ。貸した相手にも借りた相手にもイヤな思いをさせないように、きちんと管理しておきたい。
画面はシンプルだ。家の絵から矢印が外に向かっているのが貸した物、家の絵に矢印が向かっているのが借りた物だ。アイテム一覧は、人名、アイテム名、カテゴリ別に並べ替えることができる。画面右上の「+」をタップして、新しいアイテムを登録する。テキストで本のタイトルなどを入力するのが面倒であれば、写真に撮っておくのが簡単だ。写真をその場で撮影することも、ライブラリから選択することもできる。
人名は、iPhoneの連絡先から選択可能だ。知人であれば、たいていの場合は連絡先に登録されているだろうから、入力の手間が省ける。連絡先に情報がなくても、直接入力できるので問題はない。カテゴリ欄(タグのアイコン)では、「DVD」「Books」などのカテゴリを選択する。6種類のカテゴリがあらかじめ用意されているが、カテゴリを編集することも、新しいカテゴリを追加することもできる。
さらに、貸し借りの期限を設定することも可能だ。時間まで1分単位で指定できる。期限をすぎると、アイテム一覧で日付が赤に変わる。ノート欄には、アイテムに関する詳しい説明などを入れておくといいだろう。各アイテムについて、アイテム名を件名にしたメールまたはSMSを送信できるのは便利だ。人名を連絡先から選択している場合、メールアドレスも自動的に入力される。ただし、既存のメール本文は英語なので、書き直す必要があるだろう。
貸し借りが終わったアイテムについては、チェックマークなどを入れたいところだが、そういう機能はないため、アイテム一覧で目的のアイテムをスワイプして、削除するしかないようだ。そのため、記録として残しておきたいようなやりとりでは、実用的ではないかもしれない。貸していること、借りていることを備忘録的に付けておく、といった使い方が適している。
>>Lent & Borrowedのダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」