MVPenテクノロジーズは12月6日、タッチパネル非対応のノートPCでWindows8 のタッチ操作や手書き操作を可能にするペン型マウス「Touch8」を12月末より発売すると発表した。17インチまでのWindows 8搭載ノートPCに対応する。市場想定価格は7800円。
Touch8は、タッチペンとベースユニットで構成される。ペン先を画面にタッチすることで超音波と赤外線を発信。それをベースユニットで受信し、ディスプレイ上の位置情報を検出して動くしくみだ。
イスラエルの軍用技術を応用したもので、同社は同様の技術を使い、ノートに書いた内容をそのままデジタルデータとして記録できるデジタルペン「MVPen」シリーズを数多くリリースしている。
利用するには、ベースユニットをPCのディスプレイサイドに取り付け、付属のケーブルをUSBポートに差し込む。ディスプレイの大きさを認識するために、四隅をタップするキャリブレーションを行うだけで利用できるようになる。
ペン先は、ディスプレイを傷つけないようにするため、太めの筆ペンとなっている。ピンチイン、ピンチアウトは、ペンに付いているボタンを押しながら操作することで行える。細かい絵などを書くには向かないが、通常のタッチ操作と同様のことができるとしている。
MVPenテクノロジーズ 営業開発部 マネージャーの石川豪矢氏は、「約600万人のWindows 7ユーザーがWindows 8へアップグレードすると言われている。Windows 8がインストールされているものでも、タッチパネルモデルはまだ全体の2割~3割。それを解決するもの」と意気込む。
なお、理論上は17インチかつベースユニットが届く範囲であればデスクトップPCでも使えるが、同社では検証はしていないという。現在、25~26インチ程度まで読み取れるデスクトップ対応モデルを開発中で、来春のリリースを予定しているとしている。
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