Appleの音声アシスタント機能「Siri」を担当する部門が新たな責任者を迎えたと報じられている。
AllThingsDによると、AppleはAmazonの子会社A9.comの創設者で社長を務めていたWilliam Stasior氏を採用したという。
Stasior氏はAmazonに10年近く勤務し、検索およびナビゲーション担当ディレクター、エンジニアリング担当バイスプレジデント、同社傘下の検索エンジンA9.comの社長を歴任した。
AllThingsDによると、AppleはStasior氏をSiriの責任者に任命したという。Appleは2010年にSiriを買収して「iPhone 4S」の機能に組み入れ、後には最新の「iPod touch」と「iPad」にも搭載した。
Stasior氏の採用についてAppleに確認を求めたが、現時点で回答は得られていない。
AppleがSiriを買収して以降、複数のSiri担当幹部が同社を離れた。2011年10月に退職したSiriの共同創設者で最高経営責任者(CEO)だったDag Kittlaus氏や、その後2012年に入って退職した同じく共同創設者のAdam Cheyer氏などだ。
検索に詳しい人物をSiri担当チームに加える必要性は、十分に理解できる。Siriは、Yahoo、Yelp、Wolfram|Alphaなど多くのサードパーティー製データベースを利用しており、リマインダ、タイマー、および起動アプリケーションなど携帯電話の各種機能を起動するのにも使える。これらのクエリは、Appleのサーバを介して携帯電話に結果が返される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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