サムスンは米国時間10月11日、米連邦巡回控訴裁判所がスマートフォン「Galaxy Nexus」に対する販売差し止め命令を破棄したことから、大いに必要とされていた勝機を掴んだ。
同裁判所が11日に下した判決は、カリフォルニア州の地方裁判所がGalaxy Nexusに対して販売差し止め仮処分を下すに当たって「裁量権を乱用した」としている。
Reutersによると、控訴裁判所が下したこの判決によって、本件はカリフォルニア州の裁判所に差し戻されて再審理されるという。
控訴裁判所は、Galaxy Nexusに対する販売差し止め命令を求めるAppleの主張にいくつかの欠陥があると判断した。
一例を挙げると、AppleはGalaxy Nexusに採用された「Quick Search Box」が自社の保有する特許1件を侵害していると主張したが、この検索ボックスは「Android」の機能であって、Galaxy Nexusに固有の機能ではない。
控訴裁判所は、「特許を侵害しているとされるバージョンのAndroidプラットフォームがリリースされたのはGalaxy Nexusが発売される前だが、Googleは本件の被告ではない」と指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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