サンフランシスコ発--「Google+」はこれまで、ウェブブラウザあるいは携帯電話向けのアプリケーションを通じての利用に限られていたが、Googleは米国時間6月27日、同アプリの「Android」および「iOS」搭載タブレット向けバージョンを発表した。
このアプリは現在のスマートフォン版と同様に写真を中心とした外観が特徴で、ユーザーは自分のストリームに投稿された写真を左右にスライドして確認できる。タブレット版ではGoogle+上で人気の高い写真をより大きく表示する、とGoogleでシニアバイスプレジデントを務めるVic Gundotra氏は27日、当地で開催中のカンファレンスGoogle I/O 2012の基調講演で述べた。
「ストリームを一定のスタイルで表示することで、重要な写真を目立たせつつ、全体に非常に簡単に目を通すことができる」と、Gundotra氏は述べた。このアプリはビデオ会議機能「Hangout」も搭載しており、デスクトップ版に類似したアプローチを採用している。画面の下側には複数のユーザーが縮小表示され、メインビューには話している人が表示される。
その他の変更も行われる予定で、画面左、Google+アクション一覧の下に表示される新たな通知領域もその1つだ。新機能はAndroidスマートフォン向けアプリでも登場すると、Gundotra氏は付け加えた。
Google+は利用が拡大しており、Google自体にとってもモバイルは重要な要素だ。Gundotra氏によると、「今ではデスクトップからよりもモバイルからGoogle+を利用しているユーザーの方が多い」という。
Gundotra氏によれば、Google+の月間アクティブユーザー数は現在1億5000万人で、このうち半数以上が毎日サインインしているとのことだ。これらのユーザーがGoogle+のストリームで過ごす時間は1日あたり平均12分だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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